今日は、当園の園地造成状況と太陽熱消毒についてお話しします。


当園は、以前水田だったところを造成して畑にし、ハーブを栽培しています。

これまで、20アールを造成してきたところですが、今回5アールを追加造成しました。


造成したところは、これまで水に強いハーブを栽培してきたところですが、造成により底土が表面に出たりしますので、新たな土づくりが必要です。


土づくりの手順は、

① 酸度の調整

  日本の土は酸性ですので、ハーブ栽培に適するように、まず中和(アルカリ分を混ぜる)する必要があります。


 今回は、造成終了後(7月上旬)に苦土石灰(有機JAS適合のもの)を散布し、トラクターで鋤き込んでいます。


② 土壌改良

  土の生産力(保肥力、保水性、排水性)を上げ、ハーブが生活しやすい環境を作ります。


  今回は、もみ殻燻炭入り牛糞堆肥を近所の畜産農家から2.5トン購入し、造成したところを重点に散布しました。そこを再び耕耘した後、発酵米ぬかを散布しました。


     

     




③ 土壌消毒

  化学薬品による消毒はしないため、太陽熱による消毒を行います。


  今回は、使用済みのビニールハウス用ビニールを土の上に張り太陽の熱で土の中にいる虫や雑草の種、嫌気性菌などの消毒を行います。

 好気性の菌まで死なないように、ビニールを張るのは2週間程度とします。


  

     


 秋の彼岸頃になったら、ハーブを植え付けます。

     熊本ハーブ園レモングラス  太田でした。