前の2回で、しめ縄用のレモングラスの制作状況をお知らせしましたが、今回はそのレモングラスを使ったしめ縄の作り方を紹介します。
熟練すれば一人でも出来るのですが、今回は初めての人でも出来る方法をお知らせします。(ただし2~3人必要ですが)
準備するものは、レモングラスドライハーブ、霧吹き、タコ糸、クランプ(3人で行うときは不要)、(木槌も今回は不要です)」
① レモングラスを20~25本程度タコ糸で括り、霧吹きで水を吹きかけ湿り気を与えます。
② ①をしばらく置き、レモングラスになじんで柔らかくなったら、クランプで動かないように止めます。(3人で作成する場合は、クランプの代わりに手でしっかり持ちます。)
③ 手で揉みます。(写真の木槌で叩けばより柔らかくなります)
④ 3等分に分け、2人で2本を持ち右巻きによります。(よる方向が大事です)
⑤ よった2本を左回りに編み(交差)させます。写真上(下の写真は逆方向です。逆方向の場合は縄がきれいにできません)
⑥ ⑤では葉先の10センチメートルぐらいまで編んだらタコ糸で仮止めし、3本目も同様に右巻きによって先ほど編んだ2本の溝に沿って編み加えていきます。
⑦ 3本目も葉先10センチメートルほど残して網は終了します。3本合わせてタコ糸で括ります。
⑧ タコ糸部分を括り、葉先を切りそろえたら出来上がりです。
今回紹介したのは、レモングラスを使用したしめ縄の作り方です。飾られる場合はそれぞれアレンジしてください。
なお、当園ではしめ縄として飾った後は料理などにも利用できるよう清潔に取り扱っています。
ご注意:レモングラスはカビが生えやすいハーブです。玄関などに飾られる場合は、冬季で空気が乾燥していますので心配はいらないと思いますが、室内に置かれる場合は制作段階で霧吹きで湿りを与えているのでご注意をお願いします。
補足:今回使用したレモングラスは前回制作状況をお知らせしたものの③「1日陰干しをして乾燥器に入れたもの」です、このため、葉先が赤くなっていますが、②「当日に乾燥器に入れたもの」を使用すれば葉先まで緑色が残っていると思います。(②は今回のしめ縄用レモングラスを依頼された方に送付するため、使用しませんでした。)