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トビー・フーパー監督の伝説的なホラー映画。以前映画秘宝の企画でオールタイムベスト1位に選ばれていたこともあったような…とにかく凄い映画です。
以前、DVDで鑑賞した事はあったが、今年の夏、某劇場の大画面で観ることが出来た。
話の筋は至って単純。
クソ暑い夏の季節、アメリカ・テキサスの田舎にて、若者たちが、墓荒らしが頻発している墓地へ車で向かう。途中、明らかに頭のおかしいヒッチハイカーを拾うも、結局彼の言動について行けずに降ろした後、今度は不気味な廃家へ到着。やがて数人が暑さから逃れようと別の白い家に向かうが、そこには怪物が潜んでいた…!
"田舎に行ったら変な人に襲われた"というアメリカの都市伝説(田舎伝説?)を映像化した、スラッシャー映画の金字塔だが、意外にも血が出るシーンは少ない。しかし、ヒッチハイカーが嗤いながら自分の腕をナイフで切ったりするなど、衝撃的な場面が連続するので恐怖度は抜群。
OPのテロップ、不気味なSE、ドアップで次々写し出される死体の各部、祀られているかの様な腐乱死体、アルマジロの死体…もうこの時点でむちゃくちゃ怖い。
ざらついた画面(16ミリフィルムで撮影したのを引き伸ばしたので画質が悪い)も、登場人物全員が気が狂っているあの感じも、ひたすら恐怖を助長させる。
廃屋内で見つかる自殺に使われたと思しきロープ、うるさい音を立てる自家発電機、誰も乗っていないブランコ、煽りで撮られるレザーフェイス一家が住まう白い家…。
レザーフェイス出現後も、籠に入れられたまま、けたたましい鳴き声をあげるニワトリや、彼が用いるチェーンソーの唸る音が、とにかく怖さを倍増させる。
人骨で作られた椅子のカットは、怖さと美しさの両方を感じさせる名場面と言うべきだろう。
そして、あの巨体なのに俊敏な動きで迫ってくるレザーフェイスも怖いが、もっと怖いのが後半から登場する彼の家族だ。
フレディやジェイソンの様に特殊能力を持っているわけでは無いが、完全に気が狂ってしまっているので、コミュニケーション不可能なあの感じが…。
後半、夜になってからの展開も秀逸。
ドアップになる車のライト、ドアップになる女性の眼球、よぼよぼのお爺ちゃんにハンマーを持たせるも、取り落としてしまうので何回もやらせる家族(笑)
そして最も素晴らしかったのがラスト。
朝焼けの中、決死の思いでレザーフェイスから逃走する女性。
いろいろあった末、道を走ってきたトラックに乗り、血塗れの顔で、最後は勝ち誇ったかのように高笑いしながら、逃走に成功する。
悔しがるレザーフェイスが、チェーンソーを掲げてダンスするラストは、余韻も何もあったものではないが、とにかく最高だ。
時間が短い(90分未満!)のも良い。文句無し。
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