ちなみに今作はリブートではありますが、DCの歴史的には、これが決定版という訳ではなく、またスーパーマンが死んだり、大イベント『インフィニティ・クライシス』でまた色々あって、更に再リブート、その後も消滅→再誕を繰り返して今に至っているわけで、現状、初回と最終回が複数存在するという。その辺り、実にややこしい…。
日本の漫画で例えるなら、ドラえもんやクレヨンしんちゃんが作者を変え、何回も初回と最終回を繰り返して、リブートされまくる感じでしょうか…。
しかし、全く無かった事になってるかと言えばそうでもなく『イヤーワン』なんかは、それまでと比べてダークかつクライムファイターとしてのバットマンが確立されたという事で、確実にその後のバットマンのキャラ設定に影響を与えまくっているし、これが無ければバートン版やノーラン版、ひいては今のDCEU版バットマンも無かったと言っても過言ではない。つまりそのくらい重要な作品なのです。そんな訳で、アメコミを読むのなら是非必読の作品かと。
まあそれはともかく、今作、自身の存在について悩むスーパーマン、ヒーロー活動一年目でとにかくボロボロになるバットマンと、共にやたら人間臭いキャラが描かれているのが特徴。どちらも名作だと思うが、やはりフランク・ミラー原作の『イヤーワン』は別格。ブルース・ウェインのお話であると同時に、ゴードン警部補のお話でもある。彼らのタフさ、ハードボイルドさに思う存分酔いしれろ!
あと、クラークは普通のメガネをかけて、髪型をちょっと変えればスーパーマンだとバレない!と言っていたが、そのメガネから特殊な催眠音波が出ているせいで人々に正体がバレないというトンデモ設定は、この頃まだ無かったのだろうか(笑)。
