
以前このブログでも書いたことのある、カンパニー松尾監督率いる『テレクラキャノンボール』シリーズのメンバー6人(全員AV監督)が、それぞれ同じく6人であるBiSのメンバーとペアになって解散ライブ前後に密着、ただ情熱大陸的なドキュメンタリーを撮るだけでは面白くないので、テレキャノ同様、ポイント制の勝負を行ない、最終目標である『BiSなりのハメ撮り』(!)を目指すという、怖るべき内容(笑)。
何となく予想はしていましたが、面子が面子だけに、従来のアイドルドキュメンタリーとは一線を画する、凄まじい内容のドキュメンタリー作品となっておりました…。BiSだからこそできたんだよな。これがAKBや同じavex所属のドロシー、東京女子流なんかだと絶対に許されない内容ではないかと。とにかく時に笑い、時に泣きそうになりながら実に楽しませていただきました。
Twitterなんかだと監督陣にもっと攻めて欲しかったという声も聞くし、松尾監督もあちこちのインタビューで、正直失敗作に終わってしまったかのような発言をしておられましたが、確かに失敗作ではあるかもしれないけど、決して『駄作』ではありません。
あまりネタばれは出来ませんが、とりあえずテンテンコ×ビーバップみのる監督のパートは爆笑必至、今回バクシーシ山下監督が大人しかった分、みのる監督のクレイジーさ、とくと味わわせていただきました(笑)。
中盤、ある事件が起きて、劇中でもそれを観ている映画館でも一気に重い空気となったのですが、この辺りがこの作品が賛否両論ある理由なのかなと。その空気の中でただひたすらカメラを回し続けた松尾監督には乾杯。
そして監督と組む羽目になったエース・ファーストサマーウイカの男っぷりにはただただ脱帽。詳しくは書けませんが、あの内容で舞台挨拶も監督と行ってるというし、根性あるなと。間違いなくこの映画の真のヒロインでした。惚れそうになったというか、惚れました(笑)。
BiSのマネージャーであり、今回の仕掛け人である渡辺さんの物語として観る事もできるし、BiS以上に監督陣が、相変わらず良い年しておバカな事を真剣にやっててテレキャノ同様、非常に楽しませていただきました。
BiSの解散ライブに参加した身でもあるので、舞台裏を観る事ができたという点でも興味深かったなあ。元メンバーであるユケ、りなはむ、みっちぇるまで出てたのは嬉しかった。
難点を挙げるとすれば、後半が正直あまり盛り上がらず終わってしまったのが残念。色々カットされてる部分も多かったと思うので、完全版Blu-rayの発売もしくは上映を望みますm(_ _)m
にしてもED後の真のラストシーン(ラスト「カット」ではありません。あのラストカットも相当ヤバかったけど笑)のアレが個人的に強烈に焼き付いているなあ…観た人なら分かっていただけるかと思いますが、何だか切なかったよ。
BiSキャノンボール、2015年の忘れられない映画となりそうです。映画館で観る事が出来て良かった^_^