この中でどの子がいい?
すぐに決まった。フレッシュでさわやかな彼。
嬉しくなってくれるはずないと思った年上のわたし。
嬉しくなってくれた彼を見て、当然のようにときめいた。すぐにストーリーは始まり、そのままキスをした。薄くてしっとりとした唇。期待を裏切らなかった。

幸せすぎて、私はバジルにその日電話しなかった。
他の香りに心がつつまれていたから。形容しがたい穴埋め欲求がなかったから。
暑い暑いコートの中で、ゆっくりと静かに見つめ合い、たまに秘密で手をつなぐ瞬間、わたしの気持ちは高く高く上がっていった。

今でも覚えている。
バジルとミントどちらを選ぶのか。小さなドトールで泣きながら話したことを。。