バジルが大好きだった。でも結婚には遠かった。あまりにも臆病で誤魔化されることが続いて、わたしは自信とプライドがどんどん壊れていった。
わたしは愛してる。でも彼はきっといつか新しい風を見つけたいのだろう。わたしはそれまでの生温かい空気。新しい風が吹くまでの通過地点なんてまっぴらだった。愛してたのに、愛してたのに。ものすごく。
今はレモングラスと一緒になった。でも本当はバジルへの思いがあまりにも強すぎる。会いたかった、ずっと。ごめんね、と迎えに来て。馬鹿みたいにずっとずっと願っていた。