「あの」って付ければすごいやつっぽくみえるかなーと思ったんですけどそんなことなさそうですね。

ということであのアリストテレスのお話です。

プラトンの弟子であるように2人はほぼ同じ時期を生きたわけですけれども、実はチョットだけ時代背景が違いまして、アリストテレスの時期は様々な側面において専門性が高くなっていたんですよ。

そんで専門性が高くなるとどうなるかっていうと早期の訓練が必要となり職業の世襲化が始まります。

この「世襲」が彼の政治観のキーになってくるものでして、アリストテレスは「人には生まれたときから目標が決まっている」と考えたんです。

長野さんには漁師になるという目標が、竹田さんには消防士になるという目標が生まれる前から決まっているというわけで、プラトンのときの「イデアに向かって走れ!」的な感じとは少し違うんですよね。

このように民衆が異なる貢献をすることで国家を形成していくのがアリストテレスの政治観でした。

前回と今回を古代として次の回で古代のまとめについて書いていきたいと思います。

それでは。