1月13日午前9時30分、母のペースメーカー埋め込み手術が開始した。
手術前の母とは相変わらず会話はできなくて、ぼーっとして目を閉じている母を見送ったあと、手術室前の廊下にあるベンチで2時間半ほど、待機することになった。父と、私と、そして伯父(母の兄)が来ていた。伯父は、母親(私からみたら祖母)が亡くなるまでの9年間を自宅で介護した人だ。そんな伯父が私に言うのだ。
「レモンティー大好きちゃん、これからが大変なんだよ」
その言葉を聞いてから、私の心臓の動悸がやたら激しくなり、止まらなくなった。
伯父が何を伝えようとしているのか。
母が手術室に入るまで、私はこう考えていたのだ。
この手術が終われば母はまた元気になると・・・。
でも、伯父はそうではない可能性を伝えようとしている!
祖母は高齢になってから、少なくとも2回脳出血で倒れ、寝たきりで9年間を過ごしたのだった。
もし母が、祖母のように介護が必要になったとしたら、家族で介護ってできるのだろうか?
父は「男子厨房に入らず」で育ってしまった昭和の人間で、(昭和世代が全て父みたいな人間じゃないです。念の為。)辛うじて自分のことはできたとしても、母の介護なんてまるっきり出来ないのだった。
私には兄がいるのだが、サラリーマンだし、家庭ももっているし、介護要員としてはカウント出来ないし。
私は幸い実家にチャリで通えるにしても、子供がいる状況で介護にどれだけ協力できるのだろうか。
脳内で、一気に今後への不安が押し寄せてきた。母って、今どんな状態なんだろう?
わからないことだらけだ。