結局治療は実家のある病院で受ける事になった。
3月以降のバイトのシフトを提出していたにも関わらず、検査を受ける事により仕事が出来なくなったためバイト先の方に取り下げを願った。幸いにもバイト先にはかなりぼかしはしたが事情を説明すればあっさりと下げてくれた。春休み期間で人手が不足していなかったのは不幸中の幸いだと思っている。
(店長のような立ち位置の方が社交辞令でも「元気になって帰ってきて」と言ってくれた時は嬉しかった。)
9日
治療を行う病院を始めて来院した。総合という名ではないがそこそこ大きな病院の為受付時間は長く、人も兎に角忙しなかった。採血の人がとても手慣れている方で痛くなかった。はてさて採血の検査結果が出るのは早くて30分くらいで終わる。自分の場合は全ての検査項目ではなく一部の項目だけでいいからだ。ところがどっこい、3時間以上待たされた。これにはどうしようもない理由がある。2月のうちに撮ったCTデータをCD-Rに焼いて持参させられていたのだが、CTを撮ったクリニックが自分の生年月日を間違えていたのである。これによりCD-Rが開けず係の人が慌てていた。そりゃそうだ、クリニックの人は情報にミスがあるとは微塵も思っていない、しかも保険証のコピーを撮ってなかった。この為確認作業が上手くいかずまごついていたのだ。勘弁してくれ。
そんなこんなでお昼をまたいで腹を空かせたままようやっと通された診察室で、担当医の先生には大変申し訳ないが、邂逅一番(え、めっちゃお年寄りやんけ!!!!!)と思った。あと目つき怖かった。ドラマで見る頭でっかちな、主人公にあたりの強い上司みたいな見た目だった。まあ自分、医療ドラマ見ないんですけどね。見た目にビビったが取り敢えずこの先の説明を聞いた。前もって診てもらっていた血液検査の結果などで9割方悪性腫瘍だと言われた。この先の治療を確立する為外科で組織を採取してもらうからとか、この後CT撮ってもらうからねとか、暫く旅行とか楽しいイベントは難しいねとか言われた。
(旅行無理って言われたけど10日と11日旅行行きました。治療始める前だったしセフセフ。)
取り敢えず造影剤を使用したCTを撮るため診察室を出て点滴を打たれた。この点滴を打ってくれる方が若い方で、滅茶苦茶痛かった。勘弁してくれ。(2回目)自分は注射とか痛いのは嫌いなのである。予防接種だって必要最低限しか受けてない。
自分は造影剤というものを使用したことが無かったのでこの日病院に付いて来てくれた母にどんなものか聞くと、体がポカポカすると言われた。へーん、という感じで特に気構えせずCTを撮り始める。いざ造影剤を容れられたら、ポカポカとか嘘やんけ!メッチャ暑いやんけ!と。点滴と繋がっている腕からどんどん、勢いよく体が熱くなる感覚に自身が追い付けず、結局軽い酸欠の様な状態で目の焦点が合わず、支えられながら部屋から出た。肩で息をしているのに思考はボヤっとして、待合室の椅子で暫く横になって休まなければ動けないほどだった。
この日はCTを撮ったらもうその他の診察は無かったので帰宅した。
(この造影剤、体が熱くなるだけなのだが何故が膀胱あたりが特に熱くなり妙に排尿感に襲われた。母親に説明しても理解してもらえなかった。)