真っ直ぐに 真っ直ぐに
どこまでも続く 真っ直ぐな道を
ひらすらに走ってみたんだ
夕陽が景色を優しい色に染め
あたたかい風は僕の背中を押していた
君の唄を口ずさみながら
この道を今まで何度も通ってきたのに
こんなに本当は遠かったんだってことを
こんなに色んな景色があるってことを
僕は想像さえしていなかった
真っ直ぐに 真っ直ぐに
どこまでも続く 真っ直ぐな道を
真っ直ぐに真っ直ぐに走っていく
途中で息が苦しくなったから
ゆっくり歩いてみたんだ
一歩一歩を踏みしめるように
この道を今まで何度も通ってきたのに
知らない看板や細道がたくさんあって
見たことない花や草や石たちが
まるで僕に微笑んでるように感じたんだ
タイムリミットはない
辿り着きたい場所はある
だけどあとどれくらいなのか
知らないままに走る
それはまるで
今の僕自身のようで
その道が
僕の歩く道のようで
真っ直ぐで 真っ直ぐな道
そこを抜けると 今度は少し
曲がりくねった道になって
今僕はどこにいるのか
次はどっちに曲がればいいのか
迷ってはくじけそうになった
この道を今まで何度も通ってきたはずなのに
あの景色とその景色がつながらない
この曲がり角の先にあるはずの道が
そこにはなかったんだ
道は続いて 続いてゆく
僕が一歩を進めるたびに
足が痛くても 立ち止まりたくはない
ある時 僕はクローバーを見つけて
4つ葉なんてないかなと思って
初めてかがんでみたんだ
青々と元気にこっちを見ていた
ハートの形をしていたから
もうすぐ結婚する友達にあげたいと思った
願いをこめて探したんだ
探しても 探しても見つからなかった
そんなラッキーなこと簡単には起こりません
だけどなんだかすごく楽しかった
ある時 僕は小さなお城みたいな
きれいな建物を見つけたから
そのイメージがぴったりのあの人に
いつか見せたいな なんて思ったんだ
ある時 面白い道の名前を見つけたから
これはあの子に
ある時 珍しい形をした花を見つけたから
これはあの子に
教えたいって思ったんだ
もしも僕が今日
初めてこの道を走らなければ
こんな風に誰かのこと
思ったりしなかった
もしも僕が今日
迷っては回り道をして
今この風を感じなければ
気づくことはなかった
真っ直ぐで 真っ直ぐで
真っ直ぐな道の先には
とてもとても急な坂道があった
いつになったら終わるのって
もうここらへんでいいかなって
だけどここで引き返すこともできなくて
もう気合入れて走った!
足が痛くて 胸が苦しくて
背中に伝う汗も 顔の汗も
もう拭う余裕さえなくして
それでも無心に走り続けた
高く高く どこまでも高く見えた坂
とにかく早く楽になりたくて
ひたすらに足を前に運んだ
高く高く どこまでも高く見えた坂
気がつくと足が勝手に進んでる
風が気持ちいい…下り坂に変わっていた
まるでドラマみたいだった
その下り坂の先に
僕が辿り着きたい場所が見えた
キラキラしてて いつもの場所が違って見えた
達成感ってこういうもんだね なんて
想像以上の汗を拭いながら
冷えたポカリスエットが気持ち良かった
きっと
僕は今 こんな道にいて
僕は今 こんな風に生きているんだと思った
今日
僕はどちらかというと
回り道をしたいと思えたんだ
辿り着いたあと
今度は違う道を通ってみようと思った
違う発見できたらいいなって
僕はこんな風に生きていくんだって
きっとこんな風に生きることは
楽ではないことを知っているけれど
僕はこんな風に生きたいって
思えたことを忘れたくないって思った
だから僕はこんな風に
こんな風に 書き続けるんだと 思うんです。
僕はこんな風に生きたいって
思ってしまうから 時にくじけそうになる
弱虫に負けてしまわないように
こんな風に 書き続けるんだと 思うんです。
そうやって 生きていくんだと 思うんです。

