足を着けるのが怖かった
二度とそこから動けなくなる気がした
あたしの瞳は前を向くのに
どこへも踏み出せずにいるの
例えばあたしが笑ったときに
誰かがつられて笑ってくれたら
もうそれだけでいいと
消えてしまいたくなるんだ
幸せと呼ぶには小さすぎて
普通と呼ぶには大きすぎて
だけどかけがえのない瞬間に
声を出すことに怯えていた
存在なくして遠く見るより
黙殺される独りぼっちを
何よりも恐れていたんだ
例えばあたしがあの子みたいに
あなたに向かって笑いかけても
珍しい置物覗くみたいに
指さして右唇で笑うんだろう
不幸と言うのは切なすぎて
諦めるには痛すぎたんだ
ただ ほんの少しくらいでも
愛されたかった