侮りがたしBOOK OFF
市内には、確かおととしくらいまでBOOK OFFがありませんでした。
だもので万代書店が来るまでは早く来ないものかな、と思っていたのですが、その万代が先にできてしまったので、いざやってきても、今さらなぁ、万代のほうがゲームもCDも漫画も品揃え上だしなぁ、万代珍しいレゲーとかあるしなぁとか思っていたのですが、唯一足りないものが御座いました。
小説です。
万代、なぜか中古は漫画とゲームの攻略本しか取り扱っておりません。
一応漫画コーナーとCDコーナーの間に少しだけ小説もあったような気がしますが、数えるほどしかありません。漫画の1/40くらいじゃあないでしょうか。
だもので、去年御経塚のBOOK OFFの105円コーナーで小説版餓狼伝を見つけたときは驚きました。
万代に限らず、市内は本屋ですら小説の品揃えは恐ろしく悪いです。
ラノベはかなり豊富なのですが、自分がよく読む山田正紀だとか高橋克彦だとか大沢在昌だとかそういう方面の小説はぜんぜんありません。
文庫ならほんのちょっとだけありますが、新装版となるとからっきしです。
だから小説読むときは主に図書館を利用していたのですが、BOOK OFFは意外な伏兵でした。
全体的に小説の品揃えが悪い地域にも関わらず、御経塚、加賀、小松の三地域のBOOK OFFをめぐってみたら、小説版の餓狼伝1~13巻まですべてがそろってしまいました。
このうち9巻以外はすべて105円コーナー。
BOOK OFFは買取が非常にボッタクリ感漂う値段設定になっておりますが、逆にそのおかげでか105円コーナーには結構なお宝が眠っているようです。
先に述べた餓狼伝然り。
他にも最近では大沢在昌の「未来形J」や「灰夜」なんかも購入しましたし、中島らもの「舌先の格闘技」やら「頭の中がカユいんだ」なんてものまで。「舌先の格闘技」は小説じゃないですけど。
なにやら最近は「ケータイ小説」なる奇怪な文章で構成された怪文書が若人の間で盛況を見せているようですが、もしもそれで、嗚呼、小説というものはコミックスに劣らず面白いものなのだとお思いになられたのだったら、一度BOOK OFFの105円コーナーで普通の小説も物色してみてほしいものです。
とりあえず赤川次郎から入って、そこから西村京太郎だの山田正紀だの大沢在昌だの江戸川乱歩だの夢野久作だの横溝正史だの鯨統一郎だの乙一だの舞城王太郎だの中島らもだのと少しずつ枝葉を広げていってほしいものです。
個人的なオススメは中島らもの「超老伝~カポエラをする人~」や「こどもの一生」や「酒気帯び車椅子」。
どれも、嗚呼、中島らもって天才なんだなぁとまざまざと思い知らされる作品ばかりです。特に「こどもの一生」。