国家権力がやってきた
仕事をしていたときのことです。
昼前午前十一時半頃、突如勤め先の工場にパトカーがやってきました。
そして、それから昼休みを挟んで二時間くらいずっと事務所の前にとどまっていました。
はたしてなにがあったのでしょう。
もしかして、ウチの会社なにかやばい犯罪でも犯して内部告発かなにかあってアレヨアレヨどうしよう倒産だよ今月の給料どうなっちゃうの再来月ボーナスなのにとか主に「金」方面にめまぐるしいスピードで思考が展開していきました。
あるいは、昨日一時間残業して一旦家に帰り、二時間くらいしてから、特急の仕事があってまた工場へ行き二十分ほど仕事して帰ったのですが、ちょうど上手い具合にと言いますか、その時間帯に市内のどこかで殺人事件でも起こって聞き込みをしているところで、アリバイがない(二度目に仕事行った時工場内には誰もいず)自分が疑われていてもしかしてこの後署まで連行されて、まことちゃんの「サバラ!」みたいにした手の指に鉛筆通して思い切りその拳握りつぶして堅い鉛筆で中指を痛めつける拷問とかされて無理矢理自白させられてえん罪で投獄されてしまいそうになるけど大丈夫自分には誰かを殺す動機なんかないし作業時間と家にいた時間を考えれば誰かを殺す時間なんかないけどでも家族の証言は証拠能力がないんだよなどうしようとか考えてました。
心配性にもほどがあります、自分。
その後、友人が耳にした噂によると「たまたま近くを通りかかった警察がウチの工場の会長と仲良しこよしだったのでちょっと茶飲み話にやってきたんじゃないか」ということらしいのですが、もし本当にそうなら勘弁してください。