初めての未読スルー


    

沼の深みへと…


「付き合って」と言われてなかった


「彼氏」「彼女」


ハッキリしておきたかったから


ある日デートの時

助手席で彼をみながら

「私って彼女?」って聞いた


「うん」と言って彼は私を抱き寄せた



デートと

セックスをかさね

ラブラブな日々を過ごす





セックスの相性もお互いに良いと感じてた


実際、彼も本当に気持ち良かったんだと思う

だって…

早いから

イクのが


私は

あんまり長いの好きじゃないから

ちょうどいい感じで



早くイってしまう彼に

愛しさすら感じてた

「そんなに気持ちいいんだ、なんか嬉しい」って



時間の長さなんて関係なく

私もとても

とても気持ちよかった


今までのセックスってなんだったんだろうってくらい


彼も私も

お互いに

キスしてほんの少し触れあっただけで

いつでも大丈夫な状態


私なんて…恥ずかしいくらい

溢れちゃって


もう

繋がった瞬間が

言葉で言えない

すぐイっちゃいそうなくらい


動かなくても

イっちゃいそうになる


でも…

そんなに気持ちいいのに

イケないんだよね、私


でも

イケなくても

すごくほんとに気持ちいいから

不満なんて全然なくて


満足してるの

満たされる


イクってことだけが全てじゃないかな



その頃のLINEは…エロトーク

「私さんのあそこ気持ちいいハート

「彼くんのあそこ気持ちいいピンクハート

「今度ああしてラブラブ

「もっとああしたいラブラブ

みたいな


自分がこの年齢で

こんなにセックスがしたいと思うなんて

自分がこんなに気持ちよくなれるなんて

思いもしてなかった

(まだ生理は順調にあるけど、妊娠の確率は低いから安心して楽しめているっていうのも大きいのかな)



笑顔で一緒にいる時間を過ごしていた



私はこの頃

「やっと出会えた運命の人だ」

「私の引き寄せ力すご〜い!」

(運命の人と出会えますように!無償の愛、真実の愛を体験できますように!ってお願いしていました)



この時は単純に運命の人に出会えた嬉しさでいっぱいだった





こじれていくきっかけは

ほんの些細なことから



言葉足らずの2人のLINEは誤解を招く



平日に、私に会いたいからと

そっちに帰るね、と

彼からLINE


いつも迎えに来てくれる時間は決まっていたし、

私は基本的に残業はなく定時で帰れることも知っていた


いつもの時間で迎えに来てくれると思い込んでいた私



お互いに「何時で待ち合わせ」の一言を言わなかっただけで、すれ違っていく



家で迎えを持っていっても、いつもの時間で彼は来ない


私は彼が県外から直で

私の家に来てくれると思っていた


彼は私が仕事が終わったら

 LINEを送ると思っていた



思い込みと

相手を気遣って

連絡が来るのをお互いに待つ


結局その日は私たちは会うことができなかった




この日

行き違いがわかってからのLINE



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会いたいけど
疲れてるだろうから
また時間ある時でもいいよ😓


ごめんせっかく時間作ってくれたのに🥲

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何時で待ち合わせるか
決めておけば良かった

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怒らないでよ
家にいると思わなかったから
私だけ悪いのかな😭

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私は疲れてないけど
彼くんは疲れてるだろうから
ゆっくり休んでください

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この日

彼から初めての

あからさまな

未読スルーをくらう





私が送ったLINEは全て未読スルー



「嫌われちゃったのかな」

もう私の頭の中は

それだけがループしていた


悲しくて悲しくて

「なんで?」って


「あの時ああしておけば」と思っても

時は戻らない




2024/5/24