大阪文学学校本科修了生・元産科ナースが書く【動物愛護と俳句のブログ】 

大阪文学学校本科修了生・元産科ナースが書く【動物愛護と俳句のブログ】 

大阪文学学校本科修了生。主に、動物の俳句を記事にします。♦8月8日にアニマルライツセンターのYOUTUBEライブ配信に参加しました。この日のテーマは鶏のと殺。これは日本人なんとかしないとだめやん、と思いました。今、鶏さんの記事を書いてます。宜しくお願いします。知微












🐔バタリーケージに閉じ込められた鶏たちに、「暑いと卵を産まない」と、おっちゃんがホースで水を浴びせていました。乱暴に見えました。(大阪の夕方のテレビの情報番組『newsおかえり』で見ました)





採卵鶏らに男水撒く猛暑かな



image/アニマルライツセンター



image/アニマルライツセンター『オルタナ』連載記事より




🐔バタリーケージの鶏は卵が産めなくなるとその養鶏場でゴミとして捨てられるか、廃鶏として屠殺場行きのトラックに乗せられます。




池田琴線女氏選

コンテナより顔出す廃鶏春の風




バタリーケージに関する記事

https://www.hopeforanimals.org/cagefree/battery-cage/



https://www.alterna.co.jp/35911/




バタリーケージとは

記事⑴より以下に引用

 

(写真上は2011年、下は2019年日本の養鶏場)


バタリーケージとは、ワイヤーでできた金網の中に鶏を入れ、それを連ねて飼育する方式です。鶏のまわりはすべて金網で囲まれています。糞が下に落ちるように床も粗い目の金網になっています。


ケージの中には、巣も砂場も止まり木も何もありません。たった一本の藁もありません。


卵が転がりやすいよう、ケージは傾斜しています。 日本での鶏1羽あたりの一般的な飼養面積は、370㎠以上430㎠未満程度*1。 これは20cm×20cm程度の大きさです。 日本の採卵養鶏場の92%以上*1でこのバタリーケージ飼育が行われています。


EUではすでにこのバタリーケージは禁止になっています。欧州委員会の科学獣医学委員会による報告書は、バタリーケージに対して非常に批判的であり、

現在使用されているバタリーケージは、その小ささと酷さで、鶏の福祉にとって本質的な重大な欠点を有することが明らか

と結論づけています*2。


さらに、日本の採卵養鶏場の少なくとも半分以上がワクモに汚染されていると言われていますが、ケージに閉じ込められている鶏はワクモから逃れることができません。吸血された鶏は、かゆみ、吸血された部分の脱羽、かゆみを伴う皮膚炎、貧血、ストレスで苦しみます。貧血で死んでしまうことさえあります。重度に汚染された農場では小さな鶏の体を何百、何千匹ものワクモが毎日吸血することもあります。
ワクモは体温のより高い鶏に集中することもあり、吸血される鶏の苦痛は想像を絶します。


(途中割愛)



デビーク

過密飼育によるつつき合いを防ぐために、雛の段階で鶏のクチバシは麻酔なしで切断(デビークあるいはビークトリミング)されます。デビークは日本の採卵養鶏の約83.7%で実施*1されています。

くちばしの表面の角質層と、骨の間には神経と血管の通ったやわらかい組織があり、デビーク時には出血し、痛みで雛は苦しみます。


育種「改良」

鶏の祖先は赤色(せきしょく)野鶏だと言われています。その赤色野鶏の年間産卵数は数十個ほど。しかし家畜化された鶏の産卵数はいまや320個。この不自然な「産卵能力」は、鶏の体の代謝に負担をかけ、骨粗鬆症やそれに伴う骨折などの生産疾患で鶏を苦しめています。産卵能力を強化されたことで生殖器障害のリスクも高まっています。


骨粗しょう症による骨折、生殖器の病変、卵つまり、腹水は、生産性を重視した育種「改良」続けられている採卵鶏では一般的です。


強制換羽

産卵を開始して約1年が経過すると、卵質や産卵率が低下し、不揃いな卵が生産されます。この時点でと殺される場合もありますが、長期にわたって飼養しようとする場合には、強制換羽がおこなわれます。


強制換羽とは、鶏に2週間程度、絶食などの給餌制限をおこない栄養不足にさせることで、新しい羽を強制的に抜け変わらせることです。換羽期に羽毛が抜けかわると再び卵を産むようになるという鶏の生態を利用し、卵の質を均一にし、生産効率を上げるために行われています。


ショック療法ともいえる強制換羽は、通常の鶏飼育時よりも死亡率が高いことが知られています。 日本の採卵養鶏の66.1%で強制換羽が実施*1されています。


強制換羽により死に至る原因は衰弱や餓死ですが、これは動物愛護法にも抵触します。近年は「福祉的」という理由で低栄養飼料による強制換羽が行われる場合もありますが、鶏を飢えの状態におくことに変わりはありません。季節の変化で自然に換羽する場合でも鶏にとってはストレスなのです。それを強制的に行うことは鶏に大きな負担を与えます。


(2015年日本の養鶏場 強制換羽で死亡した鶏たち)



廃鶏

鶏たちは質の良い卵を産まなくなる生後1年半~2年程度で、出荷され、屠殺されます。この「不要」になった鶏たちは「廃鶏」と呼ばれています。本来ならば1年間に20個程度しか卵を産まないはずなのに、品種改変の結果300個以上も産まなければならなくなった採卵鶏たちの体は、出荷時にはボロボロです。爪は伸び切り狭いケージの中で羽が折れ擦り切れて、皮膚が露出し、細菌感染で眼瞼周囲炎や副鼻腔炎になり顔を腫らせている鶏もいます。毎日卵を産み続けた結果自らに必要なカルシウムまで排出し、骨折している鶏もいます。


(引用ここまで)


この続きの文は記事でご確認下さい





♦バタリーケージの鶏

①品種改変されているため

異常な数の卵を産む。

普通の鶏は1年に20個卵を産むが、

品種改変された鶏は300個以上産む。


②品種改変されているため

代謝異常を起こし骨粗鬆症、骨折が多い。



廃鶏となる頃には体はボロボロである




バタリーケージは問題だらけです

その一つが床(ワイヤーの網)が斜めになっている事
卵を転がすためにそうしてあります
鶏は常に踏ん張っていなければならず
体力が衰えて来ると傾斜に堪えられず
下まで落ちてしまい
ケージの段差に挟まったまま死んでしまいます

毎日暮らす場所の床が斜めになっているなんて
人間の生活では考えられません


✏️世界はバタリーケージ禁止が主流。日本はまだ採卵鶏を狭過ぎる金網の檻に閉じこめています。品種改変の弊害で鶏はボロボロです。

品種改変された採卵鶏の鶏冠に注目して下さい。真っ赤ではありません。健康的な鶏は鶏冠がしっかりしていて真っ赤です。品種改変された採卵鶏の多くは、鶏冠の色が薄くて(血色が悪い)、やたら大きくてぺらぺらです。鶏冠の色を見て不健康だと分かります。実際、品種改変されたせいで採卵鶏は病気です。病気の鶏が大量に産んだ希薄な卵に栄養などあるわけがありません。

スーパーに出回っている多くの卵はバタリーケージの卵です。病気の鶏が産んだ栄養の無い卵を買うのはやめてちゃんと飼育された鶏の卵を買って下さい。健康のために、不健康な卵を食べないで下さい。



image/Wikipedia


image/Wikipedia


image/アニマルライツセンター


image/動物解放団体リブ






《追記》
📝バタリーケージの鶏たちを助ける署名 賛同署名宜しくお願いします





🦌○5月中旬~7月頃が鹿の赤ちゃんが誕生するシーズンです。 ○奈良公園内で鹿の赤ちゃんを見つけたら、そっと見守ってください。 子鹿は生後2~3週間は草むら付近で隠れて過ごす習性があります。(2024/05/07付け 奈良の鹿愛護会の記事より引用)

8月迄、Pokekaraで作成したこつぶちゃんのMV「悲しいな」を全記事でシェアします。以下の再生リストよりご覧下さい。✧鹿の赤ちゃんの誕生シーズンは7月頃迄ですが、こつぶちゃんが8月生まれだったので、8月いっぱいMVをシェアします。

🎧再生リスト/奈良公園の子鹿に触らないで





誤字脱字ありましたらすみません。読んで頂きありがとうございます。