こんにちは。中学校教員レモラズです。
この夏は、若手(1〜5年目くらい)のお相手をたくさんしました。
校内の若手を集めて、研修会。
(校長先生から頼まれた会。「好きにやってくれていいよ」って)
①この夏に学んだことを、3分で準備して、3分でしゃべる。
1.即興力、ネタを思いついて考える力
教師は、急に話をすることなんて山ほどあります。
2.頭の中で話す内容をまとめる力
「で?何が言いたいの?」とならないように、オチも考えます。
3.トーク力、説得力
話始めや、トーン、口調、「聞かせるための技」が必要です。
4.学んだことを自分の言葉で言う力
生徒が、授業を聞いただけでは忘れてしまうように、私たちも学んだことは自分なりに「腑に落ちる」ように言語化します。
5.時間の感覚
授業でふと3分余った時、3分で何ができるかな?という時間の感覚も必要です。
てなことを体感してもらう活動でした。
あー、どれも必要ですね…とみんな、納得。
②「新型コロナウイルス感染予防について」のプリントで模擬トーク
緊急事態宣言が出ている中で、いつものようにプリントを読むだけで、子どもたちは気をつけようと思うでしょうか?
先生が、「いつものように」しただけでは、子どもたちの意識は変わりません。
若手の先生の中には「えっ、このプリントで10分も授業するんですか?」と言う人もいたので、
「今までとは違うよ、と3分で伝えられるならそれでも良いですが、サラッと読むだけでは、自分のことだと思いもしない子たちもいますね。
自分が気をつけないと、と思うためには、どういうアプローチが必要ですか?」
と投げかけたら、
「そもそもなんで若い子たちの罹患が増えてるの?」とか「デルタ株って今までのと何が違うの?」とか、そういったプリントには書いていない知識は自分で調べないと、話を膨らませられない!!!と気がついてくれました。
生徒にとってお便りやプリントは大した意味を持たない。
興味を持たせて、
解説してあげて、
さらにプラスアルファの知識を添えて、
できたら子どもとやりとりをしながら、
そのお便りやプリントに意味を持たせる
私にとっては、そんなの当たり前、と思うような下調べが、
若い人にとっては「教えてもらわないとできないこと」だったんだなと私も勉強になりました。
自分の学年にいる先生ならば、
日頃から仕事ぶりもよく見えるし、
アドバイスもできるし、
逆に私のやり方や考え方をよくわかってくれてるので、
今回も、自分の学年に所属してる先生は、
私のやりたいこと、言いたいこと、伝えたいことがけっこうサクッと伝わりましたが、
他学年の先生に本当に伝わってるかがつかみにくかったです。
こういう色々なことを、ちゃんと身につけて(意識するようにして)、教員人生を歩んで欲しいと思ってます。
そして、そういうことをちゃんと教えるのは、職場の先輩たちの仕事!!