☆こんにちは、中学教員のレモラズです。書いてあることは、ある程度ぼかしていたり、一部変えたりしています。

そんなこともあるんだねぇと思って気楽にご覧ください。☆






先週、学校に行き渋るお子さんのご両親が学校に相談にいらっしゃいました。



担任の先生だけじゃ不安だというので、私が同席。



お母さんやお父さんの不安や今までの反省などをお聞きしていて、



典型的

厳しい父親

緩い母親

本人パワーなさ過ぎ

でもやらされること多過ぎ

思春期反抗期による無気力




による不登校とみました真顔



カウンセラーではないので、本格的なことはできませんが、

私の感じだと、早くて来年の年初め、遅くて来年度からの教室復帰かなと思いました。




今はたぶん、不登校はじめの混乱期。

行きたいけど、行かなきゃ行けないけど、いけない。

前の日に行こうと思うけど、朝は体が動かない。

行かないと決めると楽になる。

でもお父さんが在宅勤務で(コロナ〜!!あせる)、色々言われるから無理矢理学校に行ってたけど、もうそれもできなくなってきて…ということみたいです。




ご両親は、あれが原因かな、これが原因かも、と原因探しを始めています。




前の学校で、全国平均よりはるかに上回る率の不登校の生徒をたくさん見てきた私にとって、

今のご両親や本人の不安はとってもよく分かります。




「本人はこんな気持ちなのかも…」

「あ、そうかもしれません!!そういえば…」



「本人は、周りからこう見えるけど、こういう性格ですよね?」

「…あ、そうです!その話、よく分かります。実は…」



一応、夫婦間の亀裂がこどもに影響してることもあるので、その探りも入れながら、話を聞きました。




カウンセラーにつなぎたい案件です。

そのためには、私が信頼してもらって、さらにプロのカウンセラーにつなぎたい。

よく、何でもかんでも相談をカウンセラーに丸投げする先生がいるんですが、

私は反対。




だって、その子の普段を知ってるのは私たち教師ですもの。

やっぱり、そこでちゃんと受け止めたい。

その上で、専門的な話をカウンセラーに頼みたいのです。




ご両親の愚痴や不安を聞いて、

本人との関わり方で、私たちが考えられるアイディアを一緒に考えたりしたいのです。

もちろん、私たちで無理な部分もあるから、そこは専門家に聞くとして。




1時間ほど話したら、ご両親は、



「なんか、ちょっとスッキリしました。

本当に聞いてくださってありがとうございます。

それにしても、先生、本当に色々気がついてくださって、すごいですね。

本人もですけど、私たちの心配までしてくださって。

学校に来れないってネガティブになりかけてましたけど、違う視点で話を聞いて、なんか少し元気が出ました。」



と帰っていかれました。




前の学校では、カウンセラーと私で役割分担をして、それぞれどんな言い方で何を伝えるのかを相談していたのですが、



今回のカウンセラーはあんまりそういう協調ができなくて、…というか、そういう協調を良しとしない(自然に任せる)カウンセラーなので、

どこまで言ってよいものかを悩みます。



確かに本人や家庭の自然治癒、自己治癒は大切なんだけど、

そればかり待っていても…なぁ。

ちょっと、言葉や共感、アドバイスが欲しい時ってあるからなぁ。

うーん、余計なお世話になっちゃうのかな。




いやいや、共感と応援は大事だと思う!!!

早くトンネルから抜けて、教室に戻れるといいなー。




でも、終わってから、一人振り返っていました。



不登校案件ばかり扱っていたせいか、

分析や考察をするクセがついてしまっていて、

サクサクとそれを口にしてしまって、

ご両親からすれば、子供の不登校なんて一大事なのに、

「よくある不登校のひとつ」のような伝わり方になってしまうのではないか、ということ。



気をつけなくちゃ。