こんにちは。
4月1日から3日間で、合計38時間働きました。
ほぼ1週間分!!
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
教師には一般企業のような残業代は出ません。
残業代が出ないので、校長は、勤務時間外の勤務は命じてはいけない、というルールになっています。
勤務時間外の勤務を校長が命じて良いのは次の4つ。
・校外実習その他生徒の実習に関する業務
・修学旅行その他学校の行事に関する業務
・職員会議に関する業務
・非常災害の場合、児童又は生徒の指導に関し緊急の措置を必要とする場合その他やむを得ない場合に必要な業務
それ以外の残業は自主的な残業で、給料は出ません。
ええ、普通の生徒指導なんて、「自主的な残業」扱いなんですよ。
親を呼んで話をする場合、「今日はそんなに早く行けません、行けて8時です」と言われたら、8時まで待ちます。場合によっては、「父親が帰ってこないと話ができません」と言われたら、夜10時過ぎに話をして、翌日の指導の打ち合わせのため、話をして、帰宅は0時をまわるなんてことも。
でも
自主的な残業
自主的な残業
なんですよ。
自主的…
むしろやりたくねーわ、そんな残業。
翌日以降でいいならそうしたい。
でも、放っておいたらいけない事案があるわけで。
で、残業代の代わりに、「調整額」というものが支給されます。
給与の4%です。
これね、昭和41年(1966年)の調査で、
当時1週間に2時間ほどだった残業時間をもとに計算されてます。
月に8時間の残業。
でも、今は、2020年。30〜40時間の残業時間です。
おかしくない?計算!!
そりゃブラックな仕事だと言われても仕方ないですよね。
でも法律で決まってるから仕方ないんです。
アメリカのとある州では、去年、州の予算が出た時、先生たちの給与があまりにも理不尽に低いということで、先生たち、1週間以上、授業をボイコットしました。
州議事堂に州内の公立学校の先生たちが集まり、デモ行進。
子供達は、自宅待機でしたが、先生たちの応援に行ったりしていました。
親も、「困るわ」と言いながら、「でもそれは先生たちの権利でもあるしね」と諦め顔。
最終的に、給料を数パーセント上乗せをすることで、ボイコット終了となりました。
そういうところ、羨ましい。
…さて。
あ、これを書いてる週末も持ち帰りの仕事があります。
また新しい1週間が始まります。
今年度、月曜始まりでなかったことだけは、
運が良かったと思いましょう。