☆こんにちは、中学校教員レモラズです。身バレ防止のため、脚色を加えていることがあります。気楽に読んでくださいね。☆
さて、ナミエ先生が学校に来れなくなってから、代行の講師が見つかるまで、校内の教員でナミエ先生の授業をカバーしていきましたが、
とうとう講師の先生がやってくる日が来ました。
新しい講師の先生は、
ジャガー横田の旦那さん、木下医師を若くしたような方。
ニコニコニコニコ…あんまり怒らなさそうです。
でも、こういうタイプはなめられる。
初授業の日。
ナミエ先生のクラスの生徒たちは、
新しい先生が苦手です。
「こんにちは、今日から理科を担当する若木下です。」
しーーーん
(無表情)
「今日は95ページからと聞いてるのだけど、それでいいかな?
」
しーーーん
(無反応)
あったかい反応ってできないんだよなぁ。
絶対そうなるだろうと、事前に「答える係」を仕込んでおきました。
ちゃんと仕事をしてくれたみたいです。
が。
若木下先生の後、気になって教室を見に行ったら、教卓の陰に、若木下先生の理科の説明グッズが置き去りにされていました。
「あっ、レモ先生、それね、若木下先生の忘れ物です〜」と生徒たちが言うので、
それを引き揚げて職員室に戻りました。
若木下先生「あっ、ありがとうございます。どこにありましたか??机の上に置いておいたつもりなんですが、なくなっていたんですよね。生徒に聞いたけど、みんな知らないって言うんで…。」
………嫌な予感![]()
休み時間、教卓の周りの座席の子に確認をして、
クラスのやんちゃな男子をつかまえて、
「あんたたち、若木下先生の持ち物を隠したね?で、困って探してる若木下先生に、『知りません』って言ったね?」
と詰め寄ると、あっさり認めました。
こういうしょーもないイタズラが通じるか通じないかで、先生を馬鹿にするかしないかを決めるんです。
冗談が通じないナミエ先生が辛かったことの1つ。
子供達は、こういうイタズラをして、イタズラに右往左往するナミエ先生を嘲笑っていたんですよね。
先生不信の生徒たちの、間違えたコミュニケーションのひとつ。
それならばと、先生へのイタズラは、私がちょい噛みすることにしました。
担任の先生公認のイタズラは、それはそれで楽しそう。
「若木下先生にはまだやっちゃダメ。」
「えー、つまんない
」
「若木下先生がもっと慣れて、私がゴーサインを出したらやってもいい」
「じゃ、レモ先生にやってもいい?
」←こういうことを聞いてくるあたりが中学生なのに幼さすぎる
「おー、やれるならどうぞ。そのかわり私が大笑いできるくらいのイタズラ。
笑えないイタズラをしたら、学級日誌を1週間書かせるからね。」
「……それはそれで面倒だな
そこまでの暇はない」
なんだそれ
でも、若木下先生への攻撃にならないように、手綱を緩めたらだめだな。