想い | Through the Looking Glass

Through the Looking Glass

きれいごとも体面も繕わない
私の裏側

想像つかないほど、つらい練習を重ねてきたことも分かるんだけど、

こんなこと私ごときに言う資格がないこともわかるんだけど、



失礼を承知で言わせてもらうと・・・



「応援してくださった日本の皆様に申し訳ない」って言われると

なんかいらっとする。



オリンピックの重圧ってものすごいと思う。

選手にかかる期待の大きさって

並みの人には到底耐えきれるものではないと思う。




だからこそ、「国民の期待にこたえるため」なんて

人のために戦っていたらつぶされてしまうんじゃないだろうか…




確かに、夜遅くまでテレビ見ている。

手に汗を握って、応援している。

勝ってほしいと心から願っている。

勝てば、時間も忘れて大歓声を上げるし、

図々しいにもほどがあるが、負けるとがっかりもする。




だからと言って、「私たちのため」に勝ってほしいなんて思っていない。



この4年間、何の苦労もせず

ただただオリンピック本番の2週間だけ、

「夜更かしで、毎日辛いよー」なんて

人ごとのように言っている国民のことなんて気にせず、

ただただがむしゃらにその持てる力をすべて出し切る姿を見せてほしい。


その姿に、私たちがけっしてできないその積み重ねてきた年月と想いに

勇気と感動をもらっている。


国民のためだとかそんなんじゃなくて、

自分のために、自分の強い思いのために

自分の最大限以上の(そんな言葉あるのか)力を出し切って

それで得られた銀メダルと選手の笑顔は

見ている私たちにも感動を与えてくれているのではないだろうか。



金メダルは一人(一チーム)しかもらえない。


死に物狂いで戦えば

メダルを取れるというものではない。



「悔しい!本当に悔しい!メダルがほしかった。」って泣かれると

その選手の競技に掛けてきた想いと

メダルに掛けていた意気込みに

胸が熱くなって、鼻の奥がつーんとしてくる。















勝利への強い欲と負けた時に体から絞り出すような悔しさ


それが見えるか見えないかが、

日本男子柔道とレスリングの浜口京子に対する

国民の反応の違いに現れているのではないだろうか。。。


あぁ、最後は蛇足に過ぎるかな。