私の師匠は、ある点でとても私に似ています。
他の先生方には、私のやりたいことを1から10まで説明、ときには12まで説明してやっと伝わるのですが、
師匠の場合は、1から3くらいまで伝えると、のこりの7を察知して、さらに15までいけるような方向性を見せてくれます。
何も言わなくても伝わるのです。
だから、出会えたことにとても感謝しています。
言わずに伝わる、というか、どこかしらで同じ世界を共有している感じでしょうか。
表現しなくても、「たぶんこうだな」というのがわかってもらえるし、私自身も、師匠の言いたいことが何個か先までなんとなくわかります。
私が歩いている世界を、師匠は同じ世界でもっと先を歩いてる感じです。
ふしぎな感覚です。
とても厳しいです。
少年漫画に出て来る、典型的な「師匠」という感じです。「まじで」と思うような課題を出してきます。毎回、越えられる気がしません。
あるいは、『古畑任三郎』の今泉さんと古畑さんの関係にも近いのかも知れません。無茶ぶりが来ます。
でも、必ずどこかしらに意味があります。最後の最後は、誰よりも信用できます。
リラックスして心を開くとかはできないけど、信頼はできるし、大袈裟に言えば命も預けられるくらいの。
そういう、師匠です。
ちょっと会いたいです。
怖いけど。
師匠に会いたいなあ。
怖いけど。(ループ)
師匠は、とてもでっかい壁で、私が全力を挙げてぶつかって行っても受け止めてもらえます。
むしろすごい勢いで跳ね返されます。
師匠に対するのは怖いくて怖くて、ずっとビビってるけど
しんどくない。
ある意味安心して胸を貸してもらえるというか。
そういう、不思議な立ち位置。
とか、そんなあまったるいこと言ってると、恐ろし気な反撃が来るかもしれない気がしないでもないので、これは秘密です。
というか、弟子はこれっぽっちもそんな甘えたことは考えておりません。(真顔)
また頑張ります。
ところで、師匠は見た目も古畑任三郎さんに似ています。
ドラマ見ると、師匠を思い出して、自然と背筋が伸びます。
押忍。