ナナコさん はすごくいいお嫁さんだったのだという



トモチャンの家族は全員が


ナナコさん と別れるなんて絶対に認めない!と


すごく頑なだった

 



こんなにいい嫁なのにどうして別れるのか?


知也は馬鹿だからどれほど良いお嫁さんであるかがわからないんだ


離婚するなら家族、親兄弟の縁を切る!とまで


言われたと言う



特に兄達が猛反対で強く説得されたという




兄達はそれぞれに事業を興してそれなりに財を築いていた


だけど跡取りとなる男の子が生まれずに


兄達の子供5人は皆、女の子であった



そんな中ー


みんなの望んでいた高原家待望の男の子を産んでくれたのが


ナナコさん であった




お兄さん達の期待は特に長兄の期待は全部


トモチャンの息子に傾倒していった




だからそんな大事な男の子を高原家から手放すわけにはいかないとばかりに


絶対にダメだと言い張った



トモチャン自身はそういうことに無頓着で関心がなく


子供は子供個々の人生!と割り切った考えであり


離婚についても


”自分の人生だから口出しは無用!”と


フッた切ったもんだから


大変な揉め事になっていった




離婚したことによってトモチャンと、トモチャンの家族の間に


深い溝が出来たことを私はなにも知らなかった