ピピピピッ、ピピピピッ。
「ふぁ~。もう6時かぁ。」
「・・・ん?・・・あれ?・・・・・」
「きゃーーーー!!もう7時半っっ!?」
「セットするの間違えたぁぁぁ!!!」
(もぅ。最悪・・・。こんな時間だったら完璧遅刻だよ・・・。はぁ・・・。)
「おーい!花!起きてるかぁ?」
(えっ?海?なんで居んの?)
花は部屋の窓から外を覗いた。そこには自転車にまたがった
海 がいた。
「海?何で居んの?海も遅刻しちゃうじゃんっ!」
「あぁ。いいよ花と一緒だし(笑)」
「あっ!今笑ったでしょっ!」
「怒るなよー。いいから早く仕度して!置いてくよ?」
「もぅ。分かったってば。」
そう言いながらわたしは、幸せいっぱいだった。