ピンクレモネードみたいに。

ピンクレモネードみたいに。

ピンクレモネードみたいな甘酸っぱい『恋』
パリジェンヌに憧れる1人の女の子のお話。

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ピピピピッ、ピピピピッ。

「ふぁ~。もう6時かぁ。」


「・・・ん?・・・あれ?・・・・・」


「きゃーーーー!!もう7時半っっ!?」


「セットするの間違えたぁぁぁ!!!」

(もぅ。最悪・・・。こんな時間だったら完璧遅刻だよ・・・。はぁ・・・。)

「おーい!花!起きてるかぁ?」

(えっ?海?なんで居んの?)


花は部屋の窓から外を覗いた。そこには自転車にまたがった

 海 がいた。

「海?何で居んの?海も遅刻しちゃうじゃんっ!」


「あぁ。いいよ花と一緒だし(笑)」


「あっ!今笑ったでしょっ!」


「怒るなよー。いいから早く仕度して!置いてくよ?」


「もぅ。分かったってば。」


そう言いながらわたしは、幸せいっぱいだった。


「ホントに話すの久しぶりだよなぁ・・・」


「うん・・・」

久しぶりすぎて、何話したらいいかわかんなくて。

会話が続かない・・・(泣)


「花は最近部活どんな感じ?」


「うん。たのしいよ!」


「そっかぁ。よかった。」


「え?何が?」


「いや・・・最近花いつもちょっと暗い気がしたから。」

えっ。いつも気にしててくれたの?


「あぁ・・・それは。」


「ん?」


「ううん。なんでもない。」


「なんだよ(笑)・・・まぁ、なんかあったらいつでも言えよな。」

そういって、海はわたしの頭をポンポンした。


「あっ、ありがと//。」


「もう家に着いたぞ。」


「わっ!なんか今日時間が経つのが早かった。」


「うん。俺も・・花と一緒だからかもなぁ。」


「わたしも海と一緒だったからだよ。」


「・・・あのさ。」


「うん?なに?」


「これからは、学校一緒に行こうよ。」


「あっ、・・・うん!!」


「じゃあな、また明日。」


「バイバイ。」


「おぅ!」



今日はいい日だったなぁ。






「はぁ。また1人かぁ。」


「ねぇ。」


「・・・?」


この声。

もしかして!!


「花だよね?」


「えっ?あっ、うん!ひっ、久しぶりっ!!急にどうしたの?」


「あぁ・・。っ、あのさ、あさっての土曜日空いてる?」


「!?、空いてるけど、何で?」


「いや、母さんがみんなで久しぶりに映画観たり、食事したりしようと思うから、花も誘えって・・・。」


「えっ!ホントにホント!?」


「笑)マジ嬉しそう。」


「だって、超久々だもん!!!


「そうだなぁ。」


「絶対行く!何があっても行く!!」


「そんなに、俺のこと好き?」


「うん!・・・って、えっ?何言ってんの!?ち、ちがうし。


「笑)冗談だって。」


「もう、からかわないでよ!」


「とか言って、顔赤いよ(笑」


「ふんっ!」


「ハハッ!すねるなよ。じゃっ、たまには一緒に帰るか。」


「・・・うん。」