こんにちは、いそざき音楽教室の
礒崎真帆です。
16年前に栄区から引っ越して来た時
当時まだ珍しかった
教室経営についてのコンサルを
東京の藤 拓弘(とう たくひろ)先生に
お願いしました。
約束した時間ぴったりに
インターホンを鳴らされたのを
覚えています。
誠実で、真面目、沢山の
情報をお持ちの先生でした。
そのあとメルマガを登録し
読み続けているのですが、
昨日のメルマガにとても
共感したので
藤先生の許可をいただき
ブログに掲載いたしました。
以下、藤先生のメルマガです。
「私は、高校時代に茶道部にいました。
友達に誘われて(お茶菓子に誘われて…)
入部したこともあり、僅かではありますが、
お茶の道に触れた経験があります。
高校の文化祭では、他校の生徒の前で、
「お点前」もしましたね。
(今はまったくできません…)
ただ、茶道部に入部したての頃、
お点前の指導を受けていたときに、
こんなふうに思ったんですね。
「なぜ、この所作はここで必要なのか?」
「この動きは無駄ではないのか?」
「何でこんなに面倒なことをするのか…」
はい、浅はかな高校生でした。
でも、先生につきながらお点前を繰り返し、
自分の中で落とし込んでいく過程で、
なるほど、と腑に落ちていきました。
この所作には、こういう意味があって、
だからここでこの動作が必要なのだ、と。
つまり、やってみて分かることは、
本当に多いということです。
■利休の言葉に…
言わずと知れた、茶人・千利休が、
こんな言葉を残しています。
「習ひつつ見てこそ習へ
習はずによしあしいふは
愚かなりけり」
簡単にいうと、
なんでも習ってやってみて分かるもの。
やりもせず、あるいはちょっと手を
つけただけで、
批判したり文句を言ったりするのは
愚かなことだ。
まさに、入部したての私です。
その深みにあるものも知らずに、
批判したりするのは、まさに愚か。
高校生の頃の私に、
この利休先生のお言葉を教えてあげたいです。
■やってみて分かること
やってみる前に、
いろいろ言う人がいます。
少しかじっただけで、
いろいろ言う人がいます。
でも、大切なのは
「ちゃんとやってみること」
勝手な判断で善し悪しを
決めてしまうのは、
正しく習うことはもちろん、
新しいことへのチャンスを
つぶすことにもなる。
実際にやってみて、
ちゃんとやってみて、
合う合わない、自分には必要ない、
役に立たない、
そう気づくことも、大切な経験ですよね。
■ピアノも同じ
ピアノ演奏や、ピアノ指導も同じでしょう。
こういう弾き方もあるらしいけれど、
それでは、きっと良い音色は出ないだろう。
こういう教材があるらしいけれど、
ちょっと私には合いそうにないな…
そう、勝手に正解を決めてしまっては、
大切な情報との出会いや
チャンスも逃してしまう。
■変化の時代こそ
それこそ、今は変化の激しい時代。
昨日よしとしていたものが、
今日、そうであるとは限りません。
正しいと思っていたものでも、
人によっても変わっていきます。
だからこそ、
勝手に正解を決めず、
まずはやってみることは
大切でしょう。
食わず嫌いをせずに、行動してみる。
枠に入ってみる。
私が、高校生の時に気づいた、
茶道の奥深さ、一つひとつの所作の意味。
そういうたくさんの気づきは、
世の中にたくさん溢れていて、
素直にやってみた人に、
舞い降りる
チャンスの羽、なのかもしれませんね。
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