こんにちは、礒崎真帆です。

20日の日曜日はカワイ歌のコンクールでした。
今回は教室から8名の生徒さんが
参加されました。





当日は快晴でとても気持ちよく出発できました。

保護者の皆様も
せっかく練習をしてきたのに
当日体調崩して受けられないと言う
1番残念なことにならないよう
お子さんの体調管理に気を遣って下さいました。
ありがとうございます。

私たち講師はピアノのコンクールと違って
舞台袖まで生徒と一緒に行き
ステージでは伴奏を弾きます。

昔、息子のバイオリンの伴奏を
発表会で何度かしたことがありますが


我が子の伴奏なら何か間違いをしても
親子内のことで収まりますし

緊張も自分のことより
息子の暗譜が飛ばないかという
心配が先でした。

ですが、生徒さんのコンクールが

かかっているとなると伴奏も
ものすごい重圧がのしかかっていました。


今回、本番を迎えるまでに

いろいろなドラマがあった生徒さんが

何人かいました。

詳しくは掲載できませんが

ホールでの練習や

教室での子供たち同士の歌い合いの会

などを通して大きく変わりどの子も

当日1番の状態で歌えることができた

ことが一番の大きな収穫でした。


教室での子供たち同士の歌い合いの会では、

先生や保護者の方に注意を受けるより

子供たち同士で改善点を

アドバイスしあったことが1番良かった

ようでした。


目線がもっと上の方が良い

お辞儀の仕方を直した方が良い

高い声がきれいに出ている

高い声の時苦しそうな顔をしないほうがいい

言葉がはっきりしている


などなど。

子供達同士で褒めてもらったことで

顔つきがパッと変わり

それから歌い方まで改善され

非常に前向きな気持ちで歌えるようになった

ことは、予想以上でした。


また同じ教室の仲間同士という

心の繋がりができました。



ピアノのコンクールにも

何度も出た生徒さんに聞くと

歌のコンクールのほうがずっと

緊張するそうです。


何人もの生徒さんが

足が震えたと言っていました。

普段の生活の中で

足が震えるほど緊張すると言う経験は

滅多にできることではなく

これらを乗り越えて行った生徒さんは

どれだけ精神力がついたことでしょうか。


舞台裏で緊張maxでいる

生徒さん達を見て

心から抱きしめたくなりました。


名前を呼ばれ舞台に歩いていき

正面を向いて身体いっぱいで最後まで歌いきる

子供たちに大きな成長を感じ


参加させてくださった保護者の皆様に

心から感謝申し上げます。


長い間レッスンしていく中で

そのお子さんがどこかで輝ける

どこかで変わることができる

ちょっとしたきっかけでぐっと伸びる

そんな「一瞬」を

いつも探して実際に見てきました。


ですがその一瞬はいつ来るか分かりません。


保護者の方がそれを信じて

一緒に待ってその波が来たときに

お子さんと一緒に3人で乗り越えていこうと

決断してくださった時に

その波に乗って

ずんと前に進むことができる


そんな事があるのです。


ツーアウト満塁から

逆転ホームランということが

あるのです。





りんご