楽譜から読み取っていく力をつける。
それは単に音や指使いやリズムを
正しく弾く、ということ
だけではありません。
納得いくまで説明して
また一から出直して、、、
などということも珍しくありません。
昨日、レッスンに来た
3年生のRちゃん。
レッスンで一回も見てあげることなく
自力で伴奏のオーディションに合格、
選ばれて嬉しそうでした。
以下は
お母様にお願いして
感じたことを書いていただきました。
娘はどちらかというと、感覚的に音楽に優れている
タイプではなく、リズムにのったりする事も
苦手な子でした。
そのため、譜読みに時間をかけなければ
トンチンカンな音と拍で弾いてしまう事も多く、
どうしたものかと悩んでしまうことも
沢山ありました。
また、ちょっとピアノが弾けるように
なってきたかな?のタイミングで、
ヘ音記号が読めなくなったり、
リズムが取れていなかったり、
3歩進んで2歩下がる、の日々でした。
○きちんとリズムを取るために、
メトロノーム練習を欠かさないこと。
○先生からの課題を理解した上で練習すること。
○読譜は時間がかかっても、自分一人で頑張ること。
この3つを約束してね。
なんとなく、で出来てしまうと後が
絶対に苦しいよ。と伝えてきました。
今回、クラス単位での音楽発表の
伴奏に立候補し、
オーディションがあるから!
と帰宅してすぐに譜面を出して
弾き始めましたが、初めのうちは相変わらず、
う〜ん、、?と思ってしまう音も
ありましたが、その中でメトロノームをつけたり
手拍子をしたり、歌を歌いながら、
どうしたら弾けるかな?
を娘なりに考えて読譜をしていました。
30分経過する頃にはだいぶ形が出来上がり、
届かないオクターブの和音について
"ねぇママ、ここがどうしても届かない。
どうしたら良い?"
"逆にどうしたら良いと思う?"
と私は返しました。
"音が上がるフレーズだから、
和音の一番下の音削っても良いかな?"
そんな言葉が娘の口から出てきて驚きました。
ただ譜面通りに弾くのではなく、
フレーズの音の流れを意識して
弾こうとする事もできるように
なってきたんだなぁと実感しました。
コツコツと積み上げていく事で
自分で考える力も身についてきたと思います。
アドバイスと指導を続けてくださった
先生に感謝しています。
今後もこの気持ちと努力を忘れずに、
ピアノを楽しんでほしいと思います。
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ご感想をありがとうございました。
自力で努力したRちゃんも素晴らしいですが
すぐに、答えをださずに
上手にフォローして声がけしてくださった
お母様も素晴らしいと思いました。
晴れやかな気持ちで
当日、伴奏してきてね。
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