横浜市 妙蓮寺のピアノ教室
いそざき音楽教室へ
ご訪問ありがとうございます
私は今まで、自分のために
ピアノを弾いてきました。
自分の勉強のため
自分自身を向上するため
自分が弾きたいから
自分のために
でも、母が入院して
はじめて、
自分のためだけでなく
誰かのために、
その人を思って弾く
ということがわかりました。
この前は、母のために
弾きました。
母に聴いてほしくて
弾いていました。
一昨日、弾き終わると
お二人の方が見えて
何か仰るので
てっきりピアノの音が
うるさかったのかと思い
休もうとされていたのに
ご迷惑だったのかも!
どうしようと、
焦りました。
そうしたらなんと
ご病気の方からの
リクエストをご家族の方が
私に伝えに来て
下さったのでした。
それぞれ、1曲ずつ
2曲いただきました。
感激しました。
ドキドキしました。
そして、少しは練習
しなければいけないと思い
明後日またきますから
必ず弾きますと
お約束しました。
自宅にはあまりよい
アレンジの楽譜がなかったので、
翌日、買いに行きました。
初見状態で
楽譜を凝視しながら
ピアノを弾きました。
とにかく、その方のことを
思って、心を込めて
祈りを込めて弾きました。
練習する時間がほとんどなく
失礼だったかもしれません。
ですが、その方ご自身が
リクエストされ
母と同じく
ベッドごと、デイルームに
移動され、聴いてくださいました。
リクエストを下さった
お二人の心に
下手でも、どうか
届きますように。
そして、この曲の思い出が
お二人に一瞬でも
幸せな気持ちを
運んでくれますように。
音楽は
情景を伴う
その方々には、
この曲はどのような
情景が
心の中に浮かぶのでしょうか。
自分以外の人のために
ピアノを弾く
母の病気は、悲しいけれど
こんな機会を持てたことに
感謝したいと思いました。
音楽には、目に見えない
とても大切な 宝物が
あります。