横浜市  妙蓮寺のピアノ教室
いそざき音楽教室に
ご訪問くださいまして
ありがとうございます。



今日は、前回と比べて
かなり課題をこなせていた
兄妹の生徒さん、

やはり練習してあると

さっと、椅子にすわり
楽譜を開いて、すぐにスタンバイで
弾き始めようとする
その姿勢から
全く違うな〜!

先週は、あまり練習していなくて、
なんとなく自信もない
様子だったのに。

今回は、表情も明るく
疲れている様子もなく
こんなに違うなんて。



絶賛したら、

「ルンバのおかげ!」

と。

え?ピアノを練習できたのは
ルンバ?のおかげ?



ルンバって?
掃除機?じゃないの?




一瞬、頭の中が混乱しましたが



よく聞いたら
ルンバを買ったら
隅々まで、掃除をしてくれて
その間にお母さんが
ぼくのそばにいてくれて
聞いていてくれたから
たくさん、練習できた。

お母さんは、ぼくが
弾いたら何点とか
つけてくれたり、
何回間違えたかとか
数えてくれたりしたから
練習できた。



なるほど〜。
そういうことでしたか!


風が吹けば桶屋が儲かる
的ですね。


お母様に伺うと

見てあげられない、忙しい
と言い訳ばかりしていては、
いけないと思って
ルンバがやってくれている
間に、そばについていることに
しました、とのこと。


そのお気持ちに感謝し
本当に感動しました。


お兄ちゃんに聞いてみると、

1人でやるより
お母さんが、隣で聞いてくれて
点数をつけてくれた方が
嬉しいと、言っていました。


その日のレッスンは、
もちろん、沢山
合格できました。


そして、新しい曲のページ
も開いて、何回も
弾いてみようとしていました。


今までには
見ることのなかった姿に
こどもはちょっとしたことで
こんなに変わるんだ、
と、自分の指導法や
声がけを顧みる  機会にも
なりました。



高校の音楽の恩師の言葉

「ピアノが弾ける子の陰に
母あり、よ」


が、思い浮かびました。




毎日、喜んで自主的に
練習する生徒など
滅多に、ほとんどいないのでは?

私も子供のころは
練習が嫌いでした。


押したり引いたり

講師も、お母様も
諦めずに

良い時も悪い時も
ありますから、

その時その時で
対応を考えて

いつか自立して
ピアノが弾けるように
なるまで


焦らず、腐らず
希望を持って
やっていきましょう。


ルンバ。
かなり隅々まで
きれいになるとか。


買おうかな。