前回に続き
保護者の皆さまにお願い
したいこと。
ご家庭での、練習で
楽譜を読むことに関して
は、見守る態勢で
お願いいたします。
私の父母は、楽譜も読めず
音楽とは無縁でした。
ですから、父母に教えてもらう
という選択肢はありませんでした。
自力でやらなければ
ならないので、それがかえって
よかったのかもしれません。
一方、母は洋裁ができました。
中学に入り、被服の宿題は
全部、母に押し付けました。
お陰でいま、雑巾しか
縫えません。
ピアノが弾ける保護者の方は、
真面目な方が多いです。
私が出した宿題は
翌週までにやらせないと
親としての責任があると
お考えになります。
ピアノが弾けない保護者の方は
見守るしかないので、
それがかえって、よい場合も
あります。
ピアノが弾ける保護者の方が
お子さんに教え込んで
しまい、耳で聞いて
言われた通りに
弾いているだけで 結局、
楽譜を自力で読む力が
つかなかった、
とう事にもなりかねません。
弾けている「つもり」のまま
成長してしまうと
教本が進んで行った時に
壁にぶつかり、
今更楽譜を読むのは面倒
耳コピーも、限界がある
やりたくない、の
負の連鎖が起きかねません。
小学校高学年になると
伴奏のオーディションがある
学校もあります。
楽譜を渡されてから一週間もなく
オーディションという
場合もあります。
それには、やはり、
短期間でいかに正しく
楽譜を読み取ることが
できるか、で差がつくでしょう。
弾き込んでいく期間が
短いと曲も仕上がりません。
自力で楽譜を短期間で
読み取る力がつけば
新しい曲をもらっても
そんなに苦労せずに
楽しく練習していけます。
もし、わからないから
教えて欲しいとお子さんから
言われた場合は、
その質問されたことのみでしたら
教えていただいても
構いませんが、あとは、どうか
変だなと思っても
我慢してそのままにして
おいてください。
お子さんが、どこがまだ、
理解していないのかを
講師も知る必要があり
わかるまで説明し
積み重ねていく事が
大切だからです。
花の中の点々の模様が鳥の
ホトトギスの胸の模様に
似ているからだそうです。
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