NHKの朝のドラマ。

主人公の少女が 病気の
母のためにと刺繍するのですが
それがうまくいかない
悩みを 靴屋の職人さんに
相談する場面がありました。

職人さんの見事な針仕事を見て
自分の刺繍を   「下手だ」
と言って落ち込む少女。


そんな少女に 優しく語りかけます。


「誰でも初めは 上手くはありません。
自分もそうでした。

ですが 思いを込めたら伝わります。
それが一番大事なこと。

そんなこんなしているうちに
いつの間にか 上手くなります」




何という 含蓄のある言葉!!


ピアノにも当てはまります。


丁度 そんなことを
最近 感じていました。


レッスンをしていて  
その生徒がどんな気持ちで
練習してきたのか

どんな気持ちで今
ピアノに向かっているのか。

それが
音になって
怖いくらいに伝わってきます。


決して上手とはまだ
言えないけれど 
一生懸命真面目に取り組んでいる
のだなあという演奏も

何か嫌なことでもあったのかしら?

疲れているのかな?

適当に練習しているのかな?


という演奏も  すぐに
音になって伝わります。



昔、学生の頃

練習に全く身が入らず 
かと言って休む
理由もなく レッスンに
伺い 初めの1小節を弾いただけで
先生に

「聴けばわかるわ」
と言われて  手を止められ

非常に恥ずかしくぞっとした
ことがありました。



こうして 自分が指導させて
いただく立場になると

よくわかります。


特に思春期の生徒は
小さい頃からの成長を
見ているので 
些細な変化も わかる
場合があります。


そんなこんなしているうちに
いつの間にか  習得して行く



自分で  あれこれ たゆまずに
やって行くことで
きっと 開けて行く。

そのような生徒たちを
沢山見てきました。

今も 感じています。


私も  まだまだ 。

そんなこんなして
進歩して行きたいと
テレビを見て思いました。


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