バロック(バッハやヘンデルが
活躍していた時代)の曲の中に
よく出てくる 「ミュゼット」
これは バグパイプの一つですが
いわゆる 普通の
バグパイプと何が違うのか?
どうやって
演奏するのか?
実際に吹いてみたいと
思い 体験してきました。
場所は 八ヶ岳自然文化園。
この絵は 有名な
ブリューゲルの「農民の婚礼」です。
真ん中の白いズボンの人が
抱えているのが
バグパイプです。
中世 ルネッサンス時代は
放浪楽師や羊飼い、
農民が吹いていて
絵画も残されています。
その後 バロック期の
フランス宮廷で「田園趣味」
が 流行し ミュゼットが
生まれました。
( 古楽バグパイプ製作 演奏家
近藤治夫氏の文献より)
音を出すだけでも
大変でした。
G管だということも
初めて知りました。
G管の楽器とは、
ドレミファソという楽譜を
吹くと 出てくる音は
ソラシドレという音が
出てくる楽器のことです。
体験の様子です。
講師は 近藤治夫氏です。
袋は牛皮で管は木製、
重くはありませんが
とにかく ずっと息を
吹き込みながら
袋を脇で挟み 空気を
送りつつ 指で管の穴を
抑えて 演奏するので
本当に難しかった。
袋に空気を吹き込むだけで
息が切れて 演奏まで
脳から指令が行きません。
それに ドローンという
ずっと鳴り続ける
低音が聴こえていて
息の量が一定でないと
音が安定しないのが
気になり
集中出来なくなりました。
簡単な楽器などないと
感じました。
ミュゼットは
貴族の間では
口で管をくわえるのは
はしたないということで
脇でふいごを押しながら
演奏する形に
変えたものを
呼ぶそうです。
ふいごで これを
右の脇で押して空気を
袋に送り込みます。
教室でも 色々な体験会を
企画しています。
連れて行くのが大変だったり
時間が読めなかったり
費用がかかるかもしれませんが
1回の体験でも得るものは
計り知れません。
是非 「体験」する機会を
お時間が合えば
与えてあげて欲しいと
思います。
物事を 感じ 考える上で
大切な事だと
思います。
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