7月下旬から8月上旬の
18時半くらいから1時間、
羽化しようとセミの
幼虫が地面から這い出てきます。
普段 目にする セミの抜け殻が
木登りをするわけです。
初めて見たのは 息子が保育園に
通っていた頃。
抜け殻が 動いている様子を見て
ギョッとしました。
子供は大興奮!
そっと持ち帰り、静かにして暗くして
羽化するのを待ちました。
その時 体験した驚異の
世界を味わって欲しくて
コンクールをがんばったご褒美に
年長の男の子を 誘って
公園へ 探しに行きました。
セミの穴は、沢山ありますが
みんな空っぽ。
一つずつ 懐中電灯で ちょっとだけ
照らします。
20分くらい探し続け
ついに 穴からこっちを
向いて出てこようとしている
セミを発見！！！
暫く静かにして待ちましたが
出てこないので諦め
周囲の木を探すこと20分。
遂に、木登りをしている
幼虫を見つけ そっとつまんで
落ち葉を敷いた箱に入れ
急いで帰宅しました。
ここまで 本人は
何のことやら わからない様子。
とにかく 帰宅し 羽化するのを
待ちました。2時間くらいで
羽化したそうです。
お母様が 写真を送って
くださいました。
弟くんの様子が
かわいいですね〜！
びっくりしたのかな。
茶色の殻から すうっと
薄い薄い黄緑色の
濡れた羽が出てきて じいっと
乾くまでとまっています。
一晩経つと
もうしっかり茶色の
アブラゼミです。
自然の神秘を映像ではなく
実際 自分の目で見て 何かを感じる。
一生覚えていると思います。
感動すること。近所の公園でも体験できます。 感動する心、持っていてほしい。子どもたちも、保護者の方にも。
このセミの羽の神秘的な色
忘れないでね。
いつか 大きくなって
美しい曲を弾く時に
イメージできるかもしれないよ。
そして命の大切さも。
写真は保護者の方のご了承を得て載せております。