音楽指導者のためのリズムワークショップ →★
11月12日(木) 10時15分~ JR国立駅 AIスタジオ
講師 新谷祥子先生
今日は、私のピアノについて記事にしたいと思います。
以前より受けてみたいと思っていた 山本美芽先生の
ライティングセミナーのお題です。
山本先生は 非常にアクティブ、才女なのに
それを匂わせない「普通さ」がとっても親しみやすい
し 相手に安心感を与えるお人柄に結びついています。
何の職業もそうですが 能力や経験、知識は勿論なくては
なりませんが 「人柄」「人格」も同じように大切です。
そういった点でとても尊敬できる先生です。
私が初めてピアノを触ったのは5歳の時でした。
ピアノは 母の友人の勧めで 何の知識もない母は
「ピアノなんて うちの子できるかしら」
と言ったら「やってみなければ分からないじゃないの?」
と言われそれもそうだと思い 始めさせたそうです。
当時、我が家にしてはかなり 高価な買い物であった
新品のピアノ、よく 買ってくれたなあと 今にしてみると思います。
今のように 中古のピアノも 電子ピアノもない時代でした。
そして、待望の真っ黒なアプライトピアノが 運び込まれた日の
事は 今でもはっきりと覚えています。
業者の方が設置してくれて 誰も部屋にいなくなってから
そっと 低い方の音を鳴らしてみました。
嬉しくてなんだか 恥ずかしかったその気持ちは
今でも私の心の中にあります。
その後 残念なことに、練習が嫌で嫌で 当時
くるくる回る椅子だったのですが、よく母に 1回弾いては
くるくる回りを繰り返しているだけだと言われたものです。
そんなに練習が嫌なのに 弟と喧嘩をして 仕返しに
鍵盤の横の木目に鉛筆で全て 線を入れられたときは
怒りまくりました! 私のピアノに なんてことを!!!
練習していないと 突き飛ばされるという
恐ろしいレッスンにも なぜか 先生の愛情を感じ
その後 音大の先生にご指導いただき
音大に入学しました。
お祝いに 今は亡き祖母がグランドピアノを
買ってくれました。アプライトも カワイだったので
グランドも カワイに。低音の響きが好きでした。
祖母は 練習している私のそばで
「沢山練習して偉いね、おばあちゃんも ここで
練習するね」と言って ピアノを弾いている私の
そばで 踊り?(日本舞踊などという高級なものでは
ありません)の練習をしていました。
それが何だかおかしくて 嬉しかった。
一人で練習するより 楽しかった・・。
今もそのピアノを使っています。
去年、もう古いし 思い切って買い替えるか
オーバーホールして 弦を張り直そうかと考え
調律師さん2名の方に伺いました。すると、
まだ当分使えますよということで
大好きだった祖母が 買ってくれたものですし
長い私の人生を 共に歩んできたピアノ、
もうしばらく 頑張ってもらうことにしました。
これが 私のピアノのお話です。