Mid-Blueの人からこんな本を借りました。今まで経営やマネジメントに興味がなく全く知らず、最近やっと少しずつこの手の本を読むようになった私にとっては易しく書かれていて読みやすく面白かったです。
著者の小山登美央さんはギャラリストで村上隆や奈良美智をプロデュースした人だそうです。しかもうちの学科の出だった・・・うちの学科の先輩でこんな人いたんだ・・・ギャラリストや評論家疎くて知りませんでした![]()
ただ村上隆も奈良美智も個人的には興味がありませんが。作品の良し悪しと好みはまた違いますからね。
ただ、両者のポリシーや姿勢は共感できるしなるほどと思います。二人は全く逆ですが、どっちもいいと思います。
最後の方の章に
「日本人ほど美術館に足を運ぶ人種はいない。海外でも必ずと言っていいほど美術館には日本人が溢れている。外国人が日本にきても日本の美術館には行かない。」
というようなことが書いてありました。
これ見て、ああ確かに・・・と、よく考えりゃ気づくことなんですがぼんやり衝撃を受けました。
ただ、これは日本美術が他国より価値が低いとかそういうことではない。
そもそも日本人と他国(特に西洋)とでは美術というものの考え方が根本的に違う。
確かに外国人は日本に来ると美術館よりも寺院や神社や遺跡に行く。そこで日本の建造物を見る。襖絵や屏風絵といった絵画を見る。仏像という彫刻を見る。日常品として使われていた工芸品を見る。
日本人は日常生活の中に装飾要素として芸術を取り入れてきた。観賞用としてではない。ここが西洋との大きな違いだ。寺や城といった建築は西洋の教会建築にも通じるし、工芸も西洋では日用品だったろう。でも少なくとも彫刻と絵画は違う。
日本の彫刻は(基本的に)寺を祀り、または守るためのものであって、襖絵や屏風絵はあくまで道具としての役割が先に立ち、鑑賞するためのものではない。掛け軸だって室内の一部として作られるのであり、コレクションしてまじまじと見つめていたわけではない。最初から飾られることを目的に作られていない。
一方、西洋の美術品は上流階級の贅沢な趣味や富の象徴のためのもので(もちろん実用的なものだってあるけど。)、美術館の起源も日本より遥かに早い。
だから、本来日本美術とは美術館に陳列されて鑑賞されるものではなく、それを内包する建造物や、気候、周りの草花、自然、四季の変化など生活に即した全体的な雰囲気とともに観られるべきなのである。
そう考えると、外国人が美術館ではなく観光地で日本の美を感じ取るのは理にかなっていると思う。
語り口調で長々と思うところを言ってみた・・・。今は「アート」と呼ばれることが多くなってきてるように、日本の現代美術はかなりウエスタンナイズドされてて、最初から展示を目的に作ってるから逆に日用品に馴染ませたらおかしいものが多いんだろうけど。
日本美術があからさまに商業的な色を帯びたのって浮世絵の時からっていう印象があるんだけど、どうなんだろう。日本美術に詳しい人教えてください;;
あと、キュレーターて言葉が本当に日本には浸透してないなあと思います。学芸員って訳語も悪いが。美術館専門職員とでもいえばいいのに・・・。
もうなんか愚痴になりそうなんでやめますが笑
今日新しいデジカメ買ってきましたー

今まで古いの使ってたからピカピカでうれしい
来週は画家さんに取材しにいったりもするし、色々使い道あるから今買っといて正解かな
ズームに強い機種だそうです。
