朝の気分の落ち込みには、まず体を起こして陽を浴びることで対処している。

そして顔を洗い、タバコで一服すれば、現実の自分に戻って来れる。

東向きの部屋なので、午前中はやたらと陽が当たるから、それはありがたい。

今日やるべきことと、それをやる時間を紙に書いて、まず今日の予定を無理やり埋める。

そうすると少し脳が安心するのか、あまり不安にならない。



一昨日はパンを作っていた。

400gの強力粉に水やイーストなどを混ぜ合わせ、少しこねてから放置。

発酵して膨らんだ生地を何回か折りたたみ伸ばしたりして、またさらに放置する。

 

その後、安く手に入ったレーズンを生地に散らし、それをこねてから、4分割する。

木の棒で切った生地を伸ばし、上下左右の4端を中心に合わせる。

そいつらをオーブン用の台に置き、また発酵させる。

発酵したものに小麦粉をまぶし、クープを包丁で入れる。

そこに無塩バターと砂糖をかけて焼くまでの準備は終わり。

そして焼き上げる。

 

パン作りはやたらと時間がかかるが、パンを買うよりも安上がりなので良い。

小麦粉だって100円もかかってない。

そして割と美味いので、自分なりに満足はしている。

 



雇用の仕事の良いところは、時間を向こうが勝手に全部設定してくれるところで、こうやって1日を自分で組み立てて過ごしていると、いかに一日の流れを自分で決めて過ごすのが大変か身に沁みてわかる。

 

また昨日も海を見てきた。1週間のうち5日くらいは海に行っている。

海で別に何かするわけでもないが、ただ海の方を眺めている。

気分が良くなるとか、そういうわけでもないが、私にとって海はお守りみたいなものかもしれない。

神社に行く感覚と少し似ているかもしれない。

実家が寺院だと、寺社仏閣に参拝してもそれほど感動がない。

どうやって運営してるんだろう、とかそう言う目線になってしまう。

 

私は強くはない人間だから、こうやってちょくちょく立ち止まらないと、自分らしく生きていけない。

引っ越して3週間近く経つが、やっと今週になって、気持ちが前を向き始めた。

燃え尽きに近い状況からリセットするには、私の場合3週間くらいかかるということが分かった。

 

図書館に行って、本を二冊借りた。

一つはイスラム教について書かれた本で、読んでいて驚くことがたくさん書かれていた。

国にもよると思うが、不倫などの不貞行為は死刑になるらしい。

私が生まれたこの国の社会は、決して幸福な景色だと実感できなかったけど、こうやって比較してみると、日本は随分と自由で幸福な環境が整っているのだと理解した。少なくとも、自分の解釈や行動で、生き方を選択できるのだから、それだけでもう十分なのかもしれない。

今日は少し大きな図書館に行けたら行きたいと思う。本が1番、今の自分のペースに合っている感じがある。