こんにちは🙂
また歩けそうな道を探しながら、日々を俯かないように過ごしています。
去年と違うのは、自分が人生でやるべきことがある程度見えたことかもしれません。しんどかった分、得たものがありました。
今、また海に来ています。
海辺マニアの私は、浜辺と海のバランスや、そこで感じる精神的な意味を大切に、これまでも幾つかのマイスポットを見つけてきました。
考え過ぎてちょっと頭が重かったので、波打ち際の石に腰掛けて日記を書いていました。
普段はあまり気にもとめないのに、蝶々が飛んでいることに気づきました。
浜辺を歩いている時、青と緑が混ざったような鮮やかな羽色の蝶々が近くを飛んでいました。道行く高貴な人とすれ違った時のように、ただただ美しいなぁと感じました。珍しい、見たことない蝶々でした。
浜辺で煙草を吸っていると、黒に白の紋が入ったアゲハチョウが波打ち際を飛んでいるのが見えました。しばらく水辺を飛んでいたのに、ヒラリと方向を変え僕の頭の近くまで来て一周して、どこかに消えていきました。
アゲハチョウから何かを言われたような気がして、私もニヤけてしまいました。
緑と黒の蝶々。
羽ばたく羽の動きが鳥のそれとは違っていて、フワフワとしていてどこか儚げで、そして優雅でした。
都会の排気ガスの音や、人々が立てる生活音から離れて、こうして自然を感じられる場所に佇んでいると、世の中に住むことで勝手に仕立て上げられてしまった自己像から離れることができるように思います。それはいつも感じるところです。
人はいつでも自然と共にある。
シスレーの絵が心に浮かぶような時間でした。