今回は、ライブビデオ作品について取り上げてみようと思います。ファンクラブ限定品は別として、市販品としては唯一?と思われる作品『PARTY NOW~WHITEDAY HOTCONCERT~』です。





『PARTY NOW~WHITEDAY HOTCONCERT~』は、レモンエンジェルが1989年3月14日に日本青年館で行ったファーストコンサートの模様を収録したビデオ。筆者も所有しているの代物ですが、実は、これを購入した際に少々ガッカリしてしまった記憶があるという…

というのも、私的にはアイドルとしてのレモンエンジェルのファンというよりは、まあ、ぶっちゃけ「パンチラ目当て」の属性の方でしてw(なお、こっちの属性の人たちを俗に“DARK”派と呼ぶらしいです) 

当時投稿写真誌を賑わしていた あのパンチラの数々から類推するに、ライブビデオもさぞ百花繚乱なものだろうとワクワクしながら見てみたら―あれれ、パンチラのパの字もないような正統的なアイドルライブがそこに繰り広げられているではないかという顛末で。なんとなく騙された気分。ま、騙しちゃいないんでしょーが(笑)

やはり、ちゃんとしたホールでのコンサートとなると違うのかな?でもそれってコンセプトずれてない?とか、ビデオ観ながらぶつぶつ文句言ってみたり。

もっとも衣装はそれなりに「らしい」ものなんですけどね、ヒラヒラのミニスカで。でも、カメラアングルとか、わざわざパンチラになりそうなところでフレームアウトさせちゃったりするし。「え?そういうの魅せるグループなんじゃないの?演出、逆じゃね?」と。

顕著なのが、『太陽をあげたい』の足上げアクションのところです。これって、投稿写真誌的視点で言ったら、最高の“押さえドコロ”じゃないですか。それこそ、このような名作も生まれーのな。





ところが、その肝心なシーンで上半身のアップって、どーいうことよと。これは全身バッチリいくべきではないですかぁ? (ちなみに、下の画像はそのときのキャプチャです)





1989年ということは、レモンエンジェルとしては後期にあたるわけで、もうこの時期はパンチラ路線下火になってた頃合だったのかな。それにしても残念です。

そして、残念といえば、このビデオにおける最大の残念は、同じ『太陽をあげたい』のその後のワンシーンなのではないかと筆者的には思っています。なにがどうかと申しますと…曲中、衣装の上着を脱ぐ早替えのシーンになるのですが、着替え始めた瞬間、突然ライブ映像から3人のインタビューシーンみたいなのに画面が切り替わってしまうのです。はじめて観たときは「??」ってカンジでした。なんかあまりにも唐突で。





後から知ったのですが、どうもこの早替えのときにトモちゃんのスカートが脱げちゃったらしいですね。いわゆるハプニング発生、というやつで。映像見ると、たしかに画面が切り替わる直前、トモちゃんの衣装が危ういかんじになってるようにも見受けられますね。そんなわけで商品化するときに、そこの部分を強引にカットしたっていうことのようです。





でも、考えてみれば、レモエンってパンチラで売ってきたグループじゃないですか。むしろスカート脱げちゃったなんて、最高のアイデンティティ表現なのでは?という気もしますけどねえ。ていうか、「そもそも論」で言えばデビューイベントなんてスカート自体穿いてなかったじゃん!っていう(笑)。

まあ、そんなことでちょっとアイチラ視点的には不満の残るライブビデオなわけですが…ただ、改めてコンサート全容を見るにつけ、結構レモエンって佳曲が多いことに気づかされたりはします。

歌も踊りも、アイドルとして見ればまぁ上等な方だと思うし。そういった意味では、パンチラにばかり目が行ってしまい、ついつい見落としがちだった彼女達の“真っ当な”アイドルとしての側面を見ることができる作品といえるかもしれません。うむ、制作サイドとしては、そういう思惑もあったのかしら。


ちなみに、この『PARTY NOW~WHITEDAY HOTCONCERT~』の映像はコマ切れでニコ動にUPされてまして、参考資料的に以下貼り付けておきますね。(件の足あげシーンは 5:18 、ハプニング発生?は 7:49 のあたりです。)





でも、当ブログ視点的には、このライブビデオよりも筆者がかつて制作した以下の映像の方がいいですよね(笑)。自分の中では、このパンチラ乱れ撃ちこそが、やはりレモンエンジェルだ!と思いますね~