昌磨くんがやっと帰国後の隔離期間が明けて、待ちわびていたエマちゃんと再会できて良かったです。


北京オリンピックの時は緊張しすぎて、もうジャンプが成功するかどうかばかり見守ってました。


フリーでスピンがノーカンになって技術点カウンターが増えないから青ざめてしまったけど、点数が出てみればその時点でトップで、メダル確定だ!!と大喜びしました。


元々、競技人生が短いフィギュアスケートで、昔と違って、4回転を何本も入れないと勝てなくなって、ジャンプひとつの失敗で大きく減点され点数や順位が変わる、そんな中で2大会連続メダルって、すごいことだと思います。


あと、フリーで5クワド構成だったのは、ネイサンと昌磨くんだけでした。

ネイサンと同じ4回転5本入れないと、表彰台に乗ることはできても、トップになることはできないと冷静に分析して、その結果、失敗して表彰台を逃してしまうことになっても挑みたい、という言葉を聞いてたから、覚悟もしてました。

でも、やっぱり表彰台には絶対に乗って欲しいと祈ってました。

だって、2位から4位までが日本人なのはすごいとか、フリーだけだったら3位だとか、去年のワールドの時にはそんなこと言ってくれるメディアはなかったし、エキシビジョンにも出れなかった。


どの選手も自分に挑戦して戦った結果、昌磨くんが取った銅メダル。

ステファンをオリンピックメダリストのコーチにしてあげられたし、ずっと付き添って靴の調整をしてくれた橋口さん、二人三脚で怪我をした時も一生懸命ケアしてくれたデミさん、支えてくれた人達に応えることができてよかった。


ひと段落して、オリンピックフリーのボレロを見返すと、やっぱりこのプログラム、好きだなぁと思いました。



意外なことに、このアレンジバージョンのボレロが海外の人達にはあまり好評じゃなくて、ダンオンの方が良かったなんていう声も目にしてました。


私はこのドラマチックな曲調のボレロが、自分の限界のジャンプ構成に挑戦していく姿と呼応して、終盤に向かってさらに盛り上がっていくのが好きです。


振り付けた当時のステファンは、まさかこんなに4回転ジャンプを多く組みこんでくるとは思ってなかったんじゃないかな。

5クワド組み込んだボレロを試合で初めて見た時、ショーで見た時よりも前半の印象が薄くなってしまったと感じたけど、オリンピックの演技を見返すと、こんなにすごいジャンプ構成に挑みながらも、昌磨くんの動きは背中から指先まで美しいなぁと改めて思いました。

元々、表現力のすぐれた選手だったけど、ステファンのところに行ってから、バレエのレッスンも受けて、さらに上半身の動きが洗練され、緩急つけて曲を表現できるようになったなぁと思います。


以前、安藤美姫さんが昌磨くんのことを、元々はジャンプが苦手で、努力に努力を重ねてここまできたとテレビで語ってました。


ジャンプだけだったら、今後、若手の中からどんどん跳べる選手が出てくるかもしれない。

ますます加熱するクワド競争に置いていかれないようにと、今シーズンに入ってから、高難度ジャンプに意欲的に取り組む姿勢が伝わってくるけど、昌磨くんのスケートの良さはジャンプだけじゃないよね、って思います。


以前、表現は誰にも負けたくない、ジャンプよりも表現がすごいと言われたいと言っていたけど、今のルール上、4回転ジャンプを何本も組み込んで成功させないとトップにはいけないので、黙ってルールに従って自分も勝ちに行こうと努力する。


とはいえ、今シーズンに入ってから捻挫を繰り返しているのを心配しています。


言い訳しない、ファンを心配させないようにと極力怪我のことを言わないけど、デミさんの話では、北京に立つ前にも捻挫をして、別の記者の話ではオリンピック中も足を痛めないように気をつけて練習したと言います。



痛み止めをこんなに飲んでいるなんて公言しないけど、きっと大変な中頑張ったんだと思います。


体調が万全になり、世界選手権ではステファンが満足してくれるようなボレロが演じられますように。