昨日、昌磨くんの今季のプログラムの発表をニュースで知り、昨季のプログラムを持ち越すと知って、良かったーと思いました。

Dancing on my ownをまだまだ見たかったから。
せっかくブラッシュアップしたのに、ワールドが中止になり、未完のまま終わってしまった昨季。

SPは新しいプログラムが見たかった気もするけど、この状況下だと振付が厳しかったのも分かる。以前みたいに、国内ですぐそばにいてくれるコーチが振付をしてくれるわけじゃないから。

公式サイトでのメッセージ

大変な時期が続く中、もうすぐ僕も試合に向けて練習の本拠点であるスイスへと渡ります。今シーズンいろいろと考えた結果、昨年と同じプログラムで戦っていこうと決めました。ステファンとも離れて練習していたこともあり、新しいプログラムに着手することが困難でありましたが、今のプログラムが2年目でより良くなってきたことも理由の一つです。日本では主にステップに力を入れていき、とても充実した練習ができたので一切の不安はありません。
また皆さまの前で演技できることを楽しみに、これからも頑張っていきます。

ステップに力を入れて充実した練習ができたというから、どんな風に進化しているか楽しみ。


ところで先日行われた「宇野昌磨×しょーぐんwith すいのこ 特別対談」をYouTubeで見ました。

滑ってみたいゲーム音楽はありますか、という質問が出てきた時に、プログラムの選び方についてこう喋っていたのが印象的でした。

曲を自分で決めたことがない
これだよって言われて、なんでもいいと思いますって感じで
自分で選ぶとどうしても得意な方に甘えがちになってしまう
今までやったことのある傾向の音楽だったら、絶対できるという自信がある
でも、やったことのないプログラムだと正直不安だけど、なんでもいいですと言って提供されたらやるしかない
やってみると新たな経験値になる

樋口コーチの時から曲はお任せだったという話は聞いていたけど、曲に興味がなくて面倒くさいからだけじゃなくて、こんな理由があったのかと思いました。

振付に取り組む姿勢も、前からユニークだなぁと思ってました。

プログラムを演じる為に曲の背景について調べたりするスケーターは多いと聞きます。
宮原さんがSAYURIを演じた時、小説を原書で読んだという話を聞きました。

昌磨くんのアプローチは全く逆で、曲の背景を知ってしまうと先入観を持ってしまう、音楽に合わせて自分を表現したいといいます。

以前、町田さんの演技への取り組みが、別のベクトルでユニークだなぁと思っていたことがあります。
自分の演技にしかないものとして、コンセプトがあることと挙げていたように、曲の背景を調べるだけではなく、さらにプログラムに何らかの哲学的な意味づけを持たせてました。
エデンの東のティムシェルが有名ですね。

美術の世界で言うと、町田さんはコンセプチュアルアートで、昌磨くんはキャンバスに自分の感性で絵の具を塗りつけていく印象派かなって思ったりします。

オリンピックで銀メダルを取った後、成績的にずっとすごく良い状態で走り続けてきたわけではないけど、その印象的な演技によって、じわじわとファンを増やして、去年、ヨーロッパの大会であんなに応援してくれる人達がいることに驚きました。
今季も昌磨くんの演技を心待ちにしている人達がたくさんいると思います。

試合に向けてスイスに戻って練習するというので、GPSはフランス大会に出場かな。
こういう状況下でも、知恵を振り絞ってなんとか大会を開催しようと努力してくれているスケート関係者に感謝だし、今季世界選手権まで無事に開催できるといいなぁと思います。