今週からスケートアメリカが始まり、いよいよグランプリシリーズが始まりました。

スケアメは、去年、日本人男子の出場者が誰もいないというちょっと寂しい状態だったけど、今年は友野くん、島田くんも出るし、なんと言っても世界王者の地元ネイサンがいるし、注目してます。

男子のSPをBS放送で見たけど、友野くんのフィリップ・ミルズさん振り付けによるSP、すごく良いです。独特な動きがミルズさんのプロらしくて、いつかジャンプがちゃんとはまるといいなぁと思います。
今季からSPに4回転を2回入れて、なかなか安定せずに試合を経る度に自信を失い、「試合が苦しい」とまで漏らしていたから心配だったけど、今回はとにかく転倒はせずに、今までより笑顔で終われて良かったです。

初戦からわりとまとめてきたネイサンはすごい。ネイサンの強みって、あの指先まで行き届いた音楽に乗った表現力じゃないかなって思います。
それを高難度ジャンプを入れながら、さらっとやってのけているのがすごいです。

やっぱりネイサンが余裕で優勝しそうな気がするけど、SPでアリエフ、キーガンも90点台を出してきてGPS初戦からハイレベルな戦いになりました。

グランプリシリーズのテレビ放送予定を見ると、今年から中国大会がBSだけど、生放送されることになって良かったです。
時差がないのに、スター選手が出てないと深夜とかにされてたので‥。
フィギュアの試合はなるべく時差がない方がありがたい。
BSの方が変な煽り映像がなく、淡々と試合を流してくれるから好き。

視聴率が取れなくて深夜に回されるのは仕方ないけど、昼間に終わっている試合をゴールデンタイムまで待たないと見れないとか、延々と選手紹介のビデオが挟まれて中断されてしまったりするのはなんだかと思います。
せっかくの生中継でもそういうビデオのせいで、誰かの演技が途中からしか流れなかったり、すっ飛ばされたり、スポーツ扱いされてないです。

それでも日本でフィギュアスケートが人気があるから、地上波で流してもらえるのはありがたい面もあります。
多くの人の目に入ることで、スケートに興味を持つ人が増えるし、やりたい子供も増える。

悪い面は、他の国ではそれほど重要視されないGPSから選手が注目を浴びて、結果を求められてしまうこと。
代表選考もGPSの成績が加味されるから、怪我でも選手がなかなか欠場しづらい。
バックヤードのウォーミングアップまでテレビカメラが入り、選手は集中できるのかなと心配になることもあります。

今年の全日本で投げ込み禁止が発表された際、そんなことをしてはフィギュアの人気がなくなる、自分達の応援している選手が引退したらもう終わりだ、みたいにネットで叫んでいる人達を目にしてしまったけど、そんな風にはならないかな。

安藤さん、浅田さんあたりからフィギュアブームが始まって、高橋さん、小塚さん、織田さんの男子3強時代に女子だけでなく男子も世界で戦えると、バンクーバーの頃には男子も注目されるようになって、それが今に繋がっています。

入り口は真央ちゃんのようなスター選手だったかもしれないけど、そこでフィギィアスケートを好きになった人達が、スケートファンとして根付いていて、アイスショーに行くと、幅広くスケーターを応援している人達をたくさん見かけます。

ローカル大会やジュニアの大会ですら人が集まっていて、ブームが続くうちにスケート自体が好きな人が増えたことを実感してます。
10年以上に渡って世界でトップレベルを争える選手を次々と輩出してきたから、ジュニア選手の中から次のスターが生まれるかもしれない、と注目する人も増えて、今後も日本がそういう選手を輩出できる限りは「もう終わり」なんてことはないです。

むしろ、そのバブルが落ち着いた方がいいことがあるかもって、最近は思うようになりました。
熱心すぎるファンが行う他選手への中傷も減るし、投げ込みが多くてウォーミングアップできない次の選手を心配する必要もなくなる。

プロ野球が、日本シリーズくらいしか地上波で放送されなくなっても、球場に足を運ぶファンはちゃんといるし、CSで全部の試合が観れるようになったり、ファンが応援する環境は別に悪くなっていないように思う。
フィギュアスケートも将来そうなっても、いいかなぁと思います。