もう4年位前のことになるけれど、振付師のフィリップ・ミルズさんがインタビューの中で、SNSの有害性について語っていたことがありました。
現代社会の一部になっていて、自分たちはその中で生きなくてはいけないけど、トップアスリートに最もダメージを与えるものの一つがSNSだと。
そして自分の教え子の一人だった町田樹さんにSNSを一切やめるように頼んだと言います。
君は自分の芸術に集中すべきだ、自分の言葉は演技の中に置くべきだ、と。
言われた通りに、町田さんは自分のフェイスブックも止めました。


SNSには自分に好意的なことを書いてくれる人もいれば、悪意を持って中傷する人もいます。


昌磨くんがゲスト出演した「news zero拡大版 有働由美子&櫻井翔 改元の瞬間」で櫻井翔さんと小泉進次郎の対談がありました。

意外なことに小泉進次郎さんが将来政治家になりたいと言った時、父親は喜ばなかったそうです。
そして、もし自分が子供を持って、その子が政治家家になりたいと言ったら、やはり同じ反応をするだろうという話になりました。

政治家に進むのは大変だと、そして特に今はSNSがあるから、うちの子どれだけネットで叩かれるんだろう、そして知らなくてもいいことをどれだけ知ることになるんだろうな、と。

櫻井さんもそれに共感して、自分で背負った十字架だから自分はいい、でも、そうじゃない人にも背負わせてしまうかもしれない、と。

これを聞いて、有名人は普段話さないけど、SNSでの自分への中傷について知っていて、傷つけられていたりする、SNSが発達した現代社会の闇の部分について考えさせられました。
残念なことだけど、政治家にしても、アイドルにしても、有名になって世間の注目度が高くなればなるほど、ネットで叩かれる機会も増える。


昌磨くんの弟が書いた本の中で、アンチについてどう思っているかと書かれている部分があります。

あれ?これは違うなぁと思うような記事が出ることもあるし、SNSで事実でないこともいろいろ書かれることもあることについて、母親がどう思うか聞いた時、こう返ってきたとのこと。

関係のない人に何を言われても、気にならない
どんな風に書かれても、言われても、かえって面白い


これって、昌磨くんの強みだなぁと思いました。

このカテゴリーの上位ブログにいる人達に中傷されまくり、アンチサイトまで存在する中、自分の身近な人にはとても気を使うし、嫌われたくない、でも知らない人からどう思われようと気にならない、こういう人で良かったなぁと思いました。

実際、変な人に好かれるよりは嫌われた方がいいかもしれない。
それから、身近な人に恵まれている方が、ファンが何万、何十万いるより、幸せなんじゃないかと思う。ファンとの心理的な結びつきよりも、何かあった時に力になってくれるのは身近な人の存在ではないかと。

もし、アンチに対する思いで、これと全く反対のことが発信されていたら、ファンの中には、過剰に守らなければと行動を起こしてしまう人も増えていたかもしれない。

ファンが起こす行動にまでスケーターは責任がないけど、でも影響力がある大きな存在です。

最後に言いたいのは、SNSで自分への中傷を見て傷ついてしまうスケーターは、それに近づかないという選択肢もあると思います。
世の中にいろんな人間がいる以上、エゴサすると応援も目にするけど、中傷も目にすることが避けられないと思うから。