視界に入った外の景色につられて窓を開けた。
日が傾き始めた午後15:30
黄金色に照らされる木々
風で葉が揺れる音
遠くに夜の気配を感じさせる空
こんなにも美しい景色が広がっていることに
気づかずに砂遊びに夢中になる子供たちの声
その全てが心地よく感じた。
夏派?冬派?という問いかけには
強いて言えば…という入りで答えるくらい
どちら派でもない。
だけど、今日は、今日のあのひと時は
間違いなく冬派だった。
……………………………………
冬ってなんとなく切なさを感じる瞬間が多いのだけど、
その切なさは愛おしさと隣り合わせな気がしていて、
胸がきゅっとなるよりは、じわっとする感じ。
「なんだっけ、この感覚」
って昔の中の何かを見ている気がする。
ふと思い出したのは
まだお母さんと一緒に暮らしていた頃
冬の寒い日に2人でお散歩したこと。
家の周りを一周する予定だったのに
ものの数十メートル歩いただけで
「寒いね」って笑い合って
すぐ家に帰ったこと。
きっとお母さんは忘れてるだろうけど
わたしにとっては大切な思い出の1ページで。
そんな何気ない瞬間が1番愛おしいということ。
だからわたしは冬が好きなのかもしれない。
🧤❄️