近年、物価上昇に賃上げが追いついておらず、自由に使えるお金が限られている方も多いことだろう。
食品や飲料の価格が上昇してから私は、交通費にお金をかけなくなった。具体的には、行動範囲は定期券区間に制限することだ。これだけで月5000円ほどの余裕が生まれた。
交通費にお金をかけなくなっただけでも、かなり違うことを実感している。物価上昇の中でも、美味しいものを食べることや、娯楽施設で思い切り遊ぶことを制限する必要が、今のところないからである。
お盆休みが明けたが、私はとあるニュースに開いた口が塞がらなくなった。
https://www.jreast.co.jp/press/2024/sendai/20240819_s01.p
この物価上昇で、生活苦になっている人の多い世の中なのに、新幹線の利用者は昨年と比べて減っていないのである。近年、テレビで節約術について取り上げられることが多いが、ほとんどの人が三日坊主になりそうなものばかりである。そんな過酷な節約術を毎日やらなくても、お盆休みの新幹線旅行を中止するだけでかなりの余裕が生まれるのではないだろうか。具体的には、私の場合は14,000円のゆとりが生まれる。
ちなみに私が今年帰省しなかったのは、物価上昇も原因であるが、そもそも大人数で集まってワイワイやるのが嫌いだからである。また、私は鉄道ファンではあるが、乗車するのは嫌いである。車内は駅のホームよりもさらに公共性の高い空間であり、とても趣味で身を置けるような環境ではないからだ。
