私事で大変恐縮だが、私はスマホ以外の機材(コンデジと一眼レフ)での撮り鉄を辞めることにした。撮り鉄機材としての役目を終えたコンデジと一眼レフは、生き物とお月様の撮影で引き続き使う。

理由は単純で、今年の撮り鉄界隈の民度の低さに嫌気が差したからである。

特急やくも号関連の数々の不祥事、209系1000番台の録音列車運転日に常磐線・武蔵野線で発生した線路内立ち入り、銚子電鉄での事件など、今年の撮り鉄界隈はこれまで以上に荒れている。

また、最近気になっているのは小中高校生の撮り鉄の暴走である。駅や車内で馬鹿騒ぎをしたり、危険な立ち位置からの撮影をしているのを見る機会が、明らかに以前よりも増えた。
界隈の後継者となり得る人たちがその程度の人間である以上、もはや撮り鉄界隈に未来はない。

YouTube等のコメント欄を見ると、かつては撮り鉄だったが私と同様の理由で辞めたという内容のコメントがそれなりにある。撮り鉄界隈はまともな人間ほど身を引くような界隈になりつつあり、最終的には悪人だけの界隈になってしまうのだろうか。

私はもうすぐ22歳になるが、6歳の頃から鉄道が好きである。そう簡単には鉄道を嫌いにはなれない。私の鉄オタ歴は15年以上だが、撮り鉄歴は5年ほどであるため、撮り鉄を辞めることは簡単だ。

冒頭でも述べたが、完全に撮り鉄を辞めるわけではなく、スマホでの撮影は続ける。ただ、スマホでの撮影を続けるとはいえ、それ自体も以前ほどストイックにやるつもりはない。
ストイックと書くと誤解されそうだが、今までルールを破って撮影していたというわけではなく、以前のように撮影のために多額のお金を使ったり、同じ場所に数時間居ることを辞めるということ。列車の安全運行に必要なことは5年間ずっと守ってきた。

撮り鉄を辞めようか悩んでいる方はすぐに辞めた方が良いと思う。5年前と比べると界隈の迷惑行為がエスカレートしているし、迷惑行為が発生する頻度も上がっているのだから。