末っ子ライムは、舌が少し欠損してます。今年の3月のつらい出来事でした。


レモン、ハニー、ライムはみんな女の子。

人間で言う生理をヒートと呼ばれていて半年に一度くらい来ますが、人間と同様、軽いとか重いとかあるみたいです。


レモンはけっこう出血しますが、いつも通り過ごしています。


ハニーは半年以上空いて来るし、出血もかなり少なくいつのまにか終わってます。


ライムは一度来ましたが、おチビなのに出血は多く落ち着きもなくなり少しのことが気になったら、おトイレもできなくなり、しかも歩きながらチッチをしてだいぶ広範囲で掃除しなくてはいけないです。


双子お姉ちゃん達は避妊手術をしていませんが、ライムはすることにしました。


ライムは1人になったことが一度もないし、家でもお姉ちゃん達にくっついているか、わーさんやGさんパパに抱っこされているか、かなりの甘えん坊です。朝、預けて、夕方には帰れるということで仕事に行きました。


夕方迎えにいって、診察台に乗せられ、1人で大丈夫だった?えらいねー、とか言って半日ぶりの再会。ライムは何やら口をくちゃくちゃしています。


家に帰り、その夜は疲れてるのとさみしかったのとで、離れようとせずそのまま寝ました。


翌朝、また口をくちゃくちゃ。

何か食べてるのかと口を開けると舌の半分が黒ずんでいてびっくり。

たまたま土曜だったのでGさんもいて、病院に電話し連れて行きました。


第一声、「ん?壊死してるかも」


え???そしてすぐドクターは看護師さんに、

「口、触ってないよね??」と同意を求めました。そして「ケージに入っている時にさみしがって扉をガリガリ噛んでたから…」とライムのせいにしてきたんです。


Gさんはずっと黙って聞いてました。

あ、怒ってるな、と思いました。



翌日の日曜日、前に住んでいたとき、ハニーがパテラの両脚手術をしてくれたドクターのところにGさんの提案で行きました。Gさんはこのドクターをとても信用しています。いつも病院は遠くから来る人達も多く満員です。


すぐに「もう壊死している、どうしたの?」と。ぁあ、もう壊死してるのは決まりだ、と避妊手術を後悔しました。手術したドクターのケージの扉の話をしたら「こんな小さい子がケージの扉を噛んだくらいで壊死しない、ありえないね」と。


悔しい。


舌の形成手術もできるけど,犬自身が欠損した舌に水やごはんに慣れていくからやらなくてもいいと思う、と。犬の治癒力はすごいから、と。


トリマー育成の専門学校を伯母の代からやっている従妹にこの話をして、避妊手術しなきゃよかった,と言いました。彼女は、避妊手術は大事なことだし、そのせいではない、ドクターや看護師の注意不足だからそんなふうに考えるのは違うよ、と言ってくれました。



舌を食いしばったまま、麻酔をかけたんだと思います。


幸い、食欲もあり、すぐに水もごはんも普通に食べています。たまに欠損部分が気になるのか何か挟まりやすいのかくちゃくちゃしているときはありますが。


もちろんその後動物病院は抜糸だけは行きましたが、別のところに変えました。抜糸に行った時、別のドクターでしたが何の引き継ぎもカルテにさえ書いていなかったのか、舌のことはいっさい聞かれませんでした。私ももうここには来ない、と思い何も言いませんでした。


つらい出来事でした。