夏ですね。


夏と言えば


海!

バーベキュー!

怖い話!



ということで、怖い話しまーす。



人から聞いた話とかは信憑性に欠けるんで、僕の体験談を話します。



今から5年くらい前なんですが、


大阪のとあるカラオケでアルバイトをしていたころの話


僕の仕事は、ドリンクを作って部屋に運ぶ

その帰りに空いた部屋を清掃して、空き部屋にする


というものでした。


その時点でもう1年ちょい働いていたので、

仕事には慣れたもので、てきぱきと働いておりました。



その店は一時期チェーン内で1位になるほど忙しかったので、

部屋が空いてるか確認してから清掃に行くという事はせず

その時その時で空き部屋を見つけては掃除するという形でした。



ある日、6階へドリンクを運んだ帰り

電気が消えた部屋を見つけまして

ドアは閉まっているのですが、部屋は空いてることはよくあるんですよね

そういう時は一応中を少し覗いて、確認してからノックして入るんですが

中を覗いたら人が居たんですよね、ソファーの上に立って左右に揺れる感じで



うわーテンションあがっとるなー


特に気にも留めずに2階の厨房へ戻り、モニターで部屋状況を確認すると




その部屋は既に空いてるんですよね、



それも15分前以上前に・・・。





「あれ~?」


さっきの人影はなんだろうか。見間違えかなー。

するとバイトの先輩Sさんがその様子に気づいて

「おう、どうした?」

と声をかけてきました。


古武「いや、誰かいたように思ったんですけど空いてました。清掃行ってきます!」


Sさん「お願いしまっ あ・・・614号室?」


古武「え?そうですけど・・・。 あ、Sさんも見ました? 誰か残ってますよねー?w」


Sさん「いや、今日は見てないんやけど。」



古武「?」



Sさん「よくあるねん、その部屋




古武「え?」


Sさん「・・・。」


古武「・・・。」



Sさん「お願いしまーっす♪」



Σ(゜□ ゜



その後、部屋を覗いてみましたが、人影は無く

中に入っても誰もいませんでした。




どうやら614号室と613号室あたりによくいらっしゃるようです。





当時アルバイトをしていた別の人の話ですが



そのカラオケはフロアがT字型になっていて

あまり急いで歩くと曲がり角でお客さんとぶつかるので

スタッフは気をつけて歩きます



深夜勤務のK君が、6階の部屋へ配膳に向かったところ

廊下のT字路の先から

コツコツコツコツ

と誰かの足音が近づいてくる


K君が立ち止まって、お客さんが通り過ぎるのを待とうとすると


ピタッと足音が止まる


なんや? とT字路のところまで行っても誰もいない



ふと周りを見てみると


その突き当りの部屋は614号室でした



そもそもそのカラオケ店は空き店舗を安く買い取って、

全国に展開しているみたいでね


何かの理由で安い店舗だったりもするらしいです。





暑いねー。