16日ロックタウンに来てくれた皆さんありがとうございました。
新曲気に入って頂けたでしょうか??
そして、新曲二曲お披露目という暴挙の夜から二回目の朝日をくぐりました、レミング伊藤です。
今日はその新曲二曲のうちの一曲。
「約束の朝」の詞を載せたいと思います。
セルフライナーノーツ的な感じで少し解説もさせてもらいます。
「約束の朝」
太陽が まだ月を
照らしてる夜空の下
めざましベルを止め
地図のない旅に出た
役に立たないコンパス
いつでも指針はこの心で
風にのって
このリズムで
唄い続けていたいから
約束の朝になる
その日まで
風にのって
このリズムで
少しでもここにいたいけど
約束の朝はほら
僕のすぐ目の前に
という歌詞なんですが、この曲を書いていた時期の少し前に色んなバンドの脱退や解散が重なった時があって、少ししてからその脱退したメンバーや、解散したバンドの人達とご飯食べる機会があったんですよ。
それで色々話す中で勿論脱退や解散の理由を聞いたり、これからどうして行くのかを聞いたりする中でちょっとした疑問が湧いて聞いてみたんですね。
その質問というのが「脱退(解散)して一番最初に、音楽から離れたんやなーって感じたのはいつか」というものやったんです。
僕の予想では、何にも追われずボーッとテレビを見たりしている時とか、いつもスタジオだった曜日や時間帯に友達と遊んだりしている時、はたまた夜一人になった時とかなのかなーと思っていたんですが、そうではなくて。
返ってきた答えの大半が「朝起きた時」やったんですよね。
「あ、もう全部終わったんや。」
ってなるらしいんです。
一日の終わりじゃなくて、一日の始まりに実感するらしいんです。
で、思い返してみたんですよ。
僕自身今までに二つ位バンドをやっていたんですけど、そのバンドが解散してからの事を。
すると、確かに休日の朝に起きてギターを弾くでも曲を書くでもスタジオに行くでも唄うでもバンドの事を考えるでもない一日と出会った瞬間に「終わりと始まり」を実感した記憶があったんですよね。
そしてこの朝は決してバンドだけの話じゃなくて、仕事や生活においても言える事で、いつ誰が迎えてもおかしくない朝やと思うんですよね。
きっとギリギリで皆踏ん張ってて、均整を保ってて。
その時を迎えないように必死に生きてると思うんです。
真っ暗な中で何が正解でどうすれば辿り着けるのか分からないけど、結局最後は自分の心が向く方へ進むしかないっていうのだけは変わらなくて、しっかりと分かっていて。
いつかどこかで知らないうちに神様と約束してしまっているかも知れない朝を前に、出来る限り今ある居場所を自分は守っていたいな、と思って書いた曲なんです。
曲調は明るいんですけど、人間が抱える予想出来る終わりに対しての葛藤を詞にしてみたんです。
サビの詞を全く変えずに1・2コーラスとも繰り返すのはこの曲が初めてで、少し展開的にも抵抗はあったんですけど、一番伝えたい所がここだったのであえて全く一緒にしました。
またライブでもこんな曲なんだなーと思いながら聴いてもらえたら嬉しいです。
最後に、ロックタウンのセットリストを。
1・約束の朝(新曲)
2・プレゼント
3・君へ
4・星の下(新曲)
5・ハレルヤ
次回LIVEは22日大阪MUSEです。
俄然気合い入ってますので、宜しくお願いします。
ロックタウン楽屋にて。
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