ビジネスプラン作成の過程で、経営ビジョンが完成したらそれを元に環境分析へと進みます。

環境分析のツールとして、SWOT分析が有名ですね。

時計

SWOTとは、
Strenghts(強み)
Weakness(弱み)
Opportunities(機会)
Threats(脅威)
の頭文字をとったもので、自社を取り巻く環境を社内の内外に分けて考え、

内部環境である
   Strenghts(強み)
   Weakness(弱み)
外部環境である
   Opportunities(機会)
   Threats(脅威)
の4つの要素に分けてて分析するものです。
Strenghts(強み)      <===>  Weakness(弱み)
Opportunities(機会)    <===>  Threats(脅威)
はそれぞれメリット・デメリットの関係になります。

  プラス要因マイナス要因 
内部
環境 
 Strenghts(強み)
 Weakness(弱み)
 外部
環境
 Opportunities(機会) Threats(脅威)
のように表にまとめるのが一般的なようです。

SWOT分析では、外部の環境要素である機会や脅威に自社の内部環境要素の強みと弱みを対応させ、強みを生かして機会をどのようにとらえていくか、とか脅威にたいしてどのように回避していくかのシナリオとしての戦略を策定して、自社の競争優位性を実現させていくものです。
(参照元:日本経済新聞出版社「経営戦略入門」)

孫子の兵法でいう「敵(外部環境)を知り、己(内部環境)を知れば、百戦危うからず」に似ています。

こちらには、SWOT分析の事例が紹介されています。

誰でもコンサルタント DareCon

SWOT分析をもとに、クロスSWOT分析をして、強みを伸ばす戦略(SO戦略)と弱点を克服する戦略(WO戦略)を考えていきます。

自分の事務所の分析です。

  プラス要因マイナス要因 
内部
環境 
 Strenghts(強み)
個人事務所で小回りが利く。
経営戦略や事業の転換が容易
労務費が少なくて済む。
 Weakness(弱み)
営業力が弱い
ITを活用できていない。
 外部
環境
 Opportunities(機会)
グローバル化の陰で、起業・創業をする人が増えている。
法人化するためのハードルが低くなっている。
 Threats(脅威)
競合が多く、競争による価格低下がおきている。
ターゲット顧客の絶対数が少ない。
地方経済の低迷

今回はSWOT分析をしたので、次回はSWOT分析をもと、クロスSWOT分析をして、まずSO戦略を考えていきます。
起業、創業を考えるときの第一ステップは、ビジネスプランを考え、環境分析をすることから始まります。

ビジネスプランには、
① 事業の目的
② 将来のビジョン
③ どのようなビジネスを展開するか
④ 財務的な基盤と資金繰りの見通し
などが描かれます。

経営理念や経営ビジョンといったものが含まれています。

ビジネスプランを作成することによって、どうして自分が起業・創業するに至ったかとか、事業を始める背景など自身の棚卸にも役に立つし、事業を開始する前にシュミレーションをしてみることで、事業の始める前のたたき台になります。

また、事業を始めた後の状況分析の元となるものですね。

また、事業に必要な資金や人材、商品などの調達のため、融資先に説明するためにも必要な要素です。具体的には創業補助金などの申請をするときには、事業の目的や将来性について申請書に記載する必要がありますので、しっかりビジネスプランを作っていきたいですね。

また、事業を始めたのちでも、取引先や顧客にして事業の魅力をアピールするツールとしても使えるものです。

多くの成功している企業をみると、しっかりした経営理念をつくっているところが多いですね。

面白法人カヤックさんのウェブサイトに、いろいろな会社の経営理念が集められていて、参考になります。

他社の経営理念を調べてみた

経営理念をもとに、どの分野や業種でどのように事業を展開して、それほど遠くない将来にどのような到達点を目指すのかをより具体的に落とし込んでいったものが経営ビジョンといえそうです。

次は「味の素」さんの経営理念と経営ビジョンがわかりやすく掲示されているので参考になります。

「味の素企業情報サイト 理念とビジョン」

自分のところでは、将来起業・創業される方や事業経営者さんをしっかりサポートできる事務所を目指しておりますので、

企業理念は
「地域の文化・経済の活力の源は、起業・創業にある。起業・創業家の皆さんをサポートし、地域文化・経済の発展に貢献する。」
とし、

経営ビジョンは
1.起業・創業家支援サポート事業を立ち上げ、信頼されるサービスの提供。
2.起業の人材活用の援助を行い、企業経営の安定に寄与するサービスを提供する。
3.将来地域経済・文化を担う人材発掘のビジネスを立ち上げる。

としました。経営ビジョンはもうすこし具体性を持たせた方がよいかな、あるいはもっと将来の夢を語るものにした方がよいかといろいろ思い悩みます。ビジネスプランは必ずしも固定されているものではなく、事業の途中で修正されたり、または変更されていくものでもあるようです。

経営戦略入門

日本経済新聞出版社 「経営戦略入門」 綱倉久永、新宅純二郎 著

の冒頭の方に、モデルケースとしてヤマト運輸と本田技研の事例が書かれていて、ビジネスプランを考える際にもとても参考になるなと思いました。

成功するビジネスプラン (日経文庫)/日本経済新聞社

¥896
Amazon.co.jp

ビジネスプラン策定シナリオ―事業化に成功するための10のステップ 高い志、緻密な仕組み・仕掛け.../かんき出版

¥2,808
Amazon.co.jp

会計記帳の勉強も兼ねて今年は自分で決算書類を作ろうと思い、鈴鹿税務署の青色申告等説明会に行ってきました。

青色申告説明会会場

今年開業した個人•法人向けの説明会ですので、比較的時間がたっぷり取られて丁寧な説明だったと思います。確定申告に不慣れな人向けの説明もありました。

青色申告等説明会

決算書の書き方から、売上や仕入の算出方法や経費に入るもの入らないもの、減価償却費の算出方法と小学の減価償却費の特例、消費税の課税対象事業の届出や消費税の納付金額の計算法など、確定申告に必要なポイントがまとめて説明されているので、来年初めて青色申告するような場合は一度説明会に参加するとよいと思います。

従業員等を雇用している場合や、青色申告専従者がいる場合の年末調整のやり方の説明会も併せてありましたので、対象になる個人や法人の会計担当の方はチャックしておきたいですね。年調年税額を出すときに、復興特別所得税を含めた年税額を102.1%掛けで算出することが注意点としてありましたので、要注意ポイントかもしれません。

年末調整のやり方は、結構複雑だなと思いました。国税庁のパンフレットを熟読したり、国税庁のWeb-TAX-TVを参考にするとよいと思います。