特に蕎麦に深い思い入れは無い。
他の人はどうか知らんが、オレにとっては数ある食べ物の中の一つに過ぎんしな。
素材や作り方に手を抜かなければ、相応に美味い...はずw
それは蕎麦に限らないと思うんだが、何やら蕎麦は不思議と神聖化されてるっぽい。
あんまり良い意味ではなく、蕎麦道...みたいな感じで
そういう「野暮の極み」を喧伝する輩って、純朴な蕎麦好きに対して無遠慮に馴れ馴れしい感じ。
ってことをわざわざ書いてるオレも野暮の極みだな。嫌味はこれ位で止めとくw

こんな嫌味ったらしい始まりにしたのは...
蕎麦について書いても、別に蕎麦好きって訳じゃないから!
と、ツンデレめいた告白をしたかったからかも知れんw
まぁ、内容は十分にヘタレめいているとは思いますが...

で、ようやく本題w
「かえし」とは蕎麦等のつけ汁やかけ汁の味のベースになるもので、
加熱せずにつくる「生かえし」と加熱してつくる「本かえし」とがあるそうな。
そして、「本かえし」って割に簡単にできるらしいってことを、何かのついでに知った。
材料を揃え、配合を決めて順番に従って加熱し、安置して...おしまいw
材料・配合の選択、加熱の寸止め加減、保存のために煮沸消毒...位かな、面倒なのは。
材料は醤油、味醂、砂糖の三点のみ。
誤魔化しが効かないので、材料の選定が肝になる感じかな。
醤油はヒゲタの本膳、味醂は三州三河みりん、砂糖は迷った挙句に甜菜糖を使った。
出来たての「本かえし」を冷ましてから舐めてみたら...第一印象は「砂糖醤油?」だったね
一週間の熟成期間を経て出汁で割ってみたところ、
ちゃんと「蕎麦屋で食べる、もり蕎麦やざる蕎麦用の辛汁の味」になっていて感心したw

「本かえし」の試運転には「蕎麦掻き」を選んだ。
当初は「蕎麦の生麺でも買って来て...」と、底抜けに気楽な考えを持っていたんだが、
「蕎麦を茹でるって、異様にハードルが高い」と知る。
で、改めて調べてみたところ、蕎麦掻きの方がハードルが低そうに見えた。
ので、蕎麦掻きを試すことに。
何種類かのレシピのうち、蕎麦粉を炒る方式のレシピを試してみた。
初回はレシピ通りの、蕎麦粉10gあたり水30mlで試したんだが、
手持ちの粉では水が少ないようで固めになってしまった。
二回目は蕎麦粉10gあたり水40mlにしてみたら、ネットリ感が大分出てきた。

熱いのに注意しつつ整形すれば、見栄えも良くなるんだろうが、
直ぐに食っちゃうのでそんなことはしない、とりあえず今はw
食感も若干粉っぽい気もするが、それは蕎麦粉を変えると変わるんだろうか...
でも、ズブの素人の初めての試みとしては、上出来かな?と。

この手口で蕎麦粉のニョッキみたいなのも試せるのか?と欲張ってみたりw